マイクラ英会話のすすめ
副題:遊びながら英会話のスキルアップ!
英会話エクスプレス出版
遠藤 雅義
本体価格1,600円
税込価格1,760円
200ページ
2024年3月13日発行
ISBN 978-4-9907223-4-0
「本書はMinecraft×英会話をおすすめするものです。私にとってマイクラ英会話は大変楽しく、英会話のスキルアップにも効果のあるものでした。このような楽しい英会話学習法をもっと多くの方に知っていただきたいと思って執筆したのがこの本になります。」
(『はじめに』より)
●主な内容
・なぜ英会話学習は失敗しやすいのか?
・好きなことを原動力に→マイクラ×英会話
・マイクラ英会話とは実際どんなものなのか
・マイクラ英会話の始め方、うまくやるコツ
・マイクラ英会話の問題点と対策
・子どもと一緒にマイクラ英会話
・著者によるマイクラ英会話実践記録
●著者情報:
遠藤雅義
1980年生まれ。東京大学理学部数学科卒。2012年から在野で英語研究を開始する。専門は認知言語学。
主な著書:
『中学英語イメージリンク』
『英会話イメージトレース体得法』
『英会話イメージリンク習得法』
書評:
『利根川の放水路を歩く 未完の東遷完成への提言』
評者:石井一彦
江戸初期まで東京湾に流れていた利根川を、現在のように千葉県銚子市で太平洋に注ぐように流れを変える作業を利根川東遷という。 東遷が行われると利根川沿いの町々では洪水が頻発するようになる。しばしば洪水に見舞われた霞ヶ浦沿岸で暮らした経験のある青木更吉氏は洪水による被害に心を痛めた。
そして「利根川本流になぜ放水路がないのか」という疑問から取材を始める。
やがて青木氏は利根川の全流域に渡って、すべての放水路を訪ね歩くことを思いつく。フツウの人はそんな途方もない企ては思いつかない。冷静に考えると狂気の旅である。ところが、なんと道連れがいた。
もう一人の著者當麻多才治氏である。本書の一章から五章までは、狂気の旅のレポートなのだ。
二人は土木技術者ではなく、郷土史家なので、行く先々で、興味を引く史実に出会うと、持ち前の馬力で深く掘り進んでゆく。話が先に進まない。そこが類書にないこの本の魅力だとも言えるが、著者に誘われてラビリンスに迷い込み、途方に暮れる読者がいるかもしれない。
ところが第四章「印旛沼掘削工事」から一気に流れが加速し始める。この本のクライマックスとも言える。いつの時代でも社会情勢によって翻弄され続ける民衆に同情し、為政者の身勝手さに憤りを覚える。
さらに国道16号線の地下放水路や鹿島灘への放水路について論じた第五章を経て、終章「利根川東遷完成への提言」へとなだれ込む。
この終章は政治家でも、建設官僚でもない二人が思い描くファンタジーだが、狂気の旅を経験した二人だけが見られる夢なのだろう。もう十分大人になった二人が見る夢は、若々しく美しい。
評者は佐藤春夫の小説『美しき町』を連想した。
(石井一彦 私設図書館本とカタツムリ)
青木 更吉著
當麻 多才治著
たけしま出版
A5
本体価格:2400円
歴地
ISBN978-4-925111-71-3
タイトル:コミネシゲオ
著者:永山伸一
体裁:四六判、並製本216頁
定価:1,650円(本体1,500円+税)
コード:ISBN978-4-88286-856-9 C0092 Y1500E
下野新聞社刊
日常の何気ないひとコマを鮮やかに切り取る
短編映画のような56のストーリーと24のサウンドトラック。
寄せては返す波のように繰り返された毎日とは、
なんと一瞬で通り過ぎてゆくものなのかー。
両親の死、兄弟の人生、親子の関係、友との別れ、老い、家族の在り方
同じ日はひとつもなかった。
県立高校の教頭をしていた弟が「今度ミュージシャンになったから」と名刺を差し出した。
名刺には「シンガーソングライターコミネシゲオ」とある。
いかにも自由な肩書と、今どきはお役所でも使わない純白のケント紙製の名刺の組み合わせがどうもしっくりこない。
それに、どうして「コミネシゲオ」はカタカナ?
「コミネシゲオ」より
著者略歴:
永山伸一(ながやま・しんいち)
栃木県佐野市生まれ、小山市で育ち茨城県の高校に進学、都内の私立大学を卒業後、20歳代後半まで国家試験合格のため数年間を費やす。現在は小山市内で士業を営む。「コミネシゲオ」は著書第1弾。
阿蘇神社 熊本地震からの復旧に見るその姿
─阿蘇神社の災害復旧は何を示したのか─
発行:熊本日日新聞社
文・写真:
池浦秀隆(阿蘇神社災害復旧事業担当)
大川畑博文(文化財建造物保存技術協会)
株式会社優和コンサルティング
編集協力:栗原寛志
表紙写真:藤田晴一
定価 :1,870円(本体1,700円+税)
出版年月日:2024年2月26日
体裁:B5判、並製本、オールカラー、144p
ISBN:978-4-87755-657-0 C0036
制作・発売:熊日出版
内容紹介:
阿蘇神社の災害復旧は何を示したのか?
熊本地震から8年をかけて災害復旧工事が完了、これまでの工事の記録をまとめた本ができました。
地震で被災したのは、天保11(1840)年から嘉永3(1850)年に竣工した一の神殿・二の神殿・三の神殿・楼門・神幸門・還御門の国重要文化財6棟。拝殿・翼廊や斎館、南北鳥居なども大きな被害を受けました。
本書には被害状況、重文6棟の評価と保存修理工事の様子に加え、阿蘇神社の歴史や神社景観の変遷なども収録しています。
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『大逆事件と連合赤軍 極北の革命兵士』
著者 松井 浩章(まつい ひろあき)
定価2,200円(本体2,000円+税)
仕様 判型:四六判
頁数:304ページ
製本:並製本
ISBN978-4-911007-06-8 C0095
発売 熊日出版
新しいものは常に謀叛である。−徳冨蘆花、講演「謀叛論」より−
1910(明治43)年、幸徳秋水をはじめとする社会主義者や無政府主義者らが明治天皇襲撃を企てたとして大逆罪で裁かれ、うち24人が死刑を宣告された。翌年1月24日に絞首刑が執行。その中には松尾卯一太を含め4人の熊本出身者が含まれていた。なお、この「大逆事件」は三つの独立した出来事を捜査当局がフレームアップ(でっち上げ)したとされている。
「あさま山荘事件」は、1972年(昭和47年)2月に発覚した連合赤軍による同志リンチ殺人事件として世間に強い衝撃を与えた、昭和の重大事件の一つである。この連合赤軍事件の当事者であった一人の人物が、大逆事件で犠牲となった松尾卯一太の子孫であることが著者の取材で判明。
非戦、自由、人権を唱えながらも抹殺されていった幸徳秋水や松尾卯一太らの「大逆事件」と、「反戦愛国」を掲げて世界革命を目指しながら方向性を見失い自己崩壊していった「連合赤軍事件」とは何だったのか。二つの事件のこの奇しき因縁を掘り起こし、当時の彼らの人生を読み解くべく、著者は取材をもとにそれぞれの足跡をたどった。
【目次】
序 章 封印された二事件
第一章 生地に還る
第二章 社会を変える革命家
第三章 謀反の血
第四章 松尾卯一太の青春
第五章 女性革命兵士の愛と闘争
第六章 『熊本評論』と赤旗事件
第七章 不幸な出会い
第八章 フレームアップ
終 章 カタストロフィ
◆著者プロフィール
1955(昭和30)年2月7日生まれ。熊本県立玉名高校、明治学院大学法律学科卒業。ライター兼編集者。編集・出版社「秋骨書林」代表。
【著書】『トマトへのはるかな旅』(熊日出版、2013年)、『「凡人崇拝」の非凡人 戸川秋骨物語』(熊日出版、2021年)
【編集・制作】『高瀬しぼり木綿に懸ける』(下川冨士子・高瀬しぼり木綿研究会著、秋骨書林、2021年)
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オンリーワンの福祉計画
高橋 信行著
ラグーナ出版刊
A5判上製 208頁
ISBN978-4-910372-36-5
定価2,970円(本体2,700円)
自治体主体の福祉計画づくり
人口減少時代の福祉計画づくりを、
実りあるものとするために
地域福祉計画や介護保険事業計画、障害福祉計画ほか、行政に課せられている複数の福祉計画づくり。福祉のニーズが多様化する昨今、適切で的確な福祉計画の重要性は高まっているが、国からの自治体への要請も複雑化しつつあり、人口減少等に伴い担い手が不足する自治体では計画づくりに手をかけられず外部委託せざるをえないケースも増えている。
「大事なことは(中略)その自治体の状況に見合った、自治体の身の丈に合った計画をつくることではないか」(本文より)
専門家に丸投げするのではなく、住民の参加も得て自治体が主体的につくる福祉計画のあり方とは。多様な現場でプランニングに携わってきた著者が、豊富な経験をもとに、今後の福祉計画づくりに必要な視点を探り、展望を描く。
■内容〈目次より〉
第1章 老人保健福祉計画から始まった個別福祉計画
―分権化として自治体の主体性と住民参加の福祉計画は達成されたか―
第2章 3町が一緒につくった福祉計画
―徳之島3町障害福祉計画―
第3章 ナンバーワンよりオンリーワン
―南大隅町地域福祉計画―
第4章 現在の福祉計画ノート
―リサーチとプランニングプロセス―
第5章 姶良町社会福祉協議会あり方検討会の活動
第6章 地域福祉活動計画と住民参加
―隼人町地域福祉活動計画の軌跡―
※章題には合併等により現在は変更となった自治体名を含みますが、論文内容に鑑み初出時のままとしています。
■著者プロフィール
高橋 信行(たかはし・のぶゆき)
1954(昭和29)年大分県生まれ。最終学歴・駒澤大学大学院人文科学研究科社会学専攻(博士後期課程単位取得)。現在、鹿児島国際大学福祉社会学部教授。
主著『わたしはどのようにしてソーシャルワーカーになったか』(中川書店、2022年)。共編著『地域文化と福祉サービス』(日本経済評論社、2001年)『地域福祉と介護保険』(ナカニシヤ出版、2002年)『事例研究・教育法』(川島書店、2004年)『現代社会福祉』(ナカニシヤ出版、2005年)『福祉実践と地域社会』(同、2010年)ほか。
三重の季刊誌 NAGI-96 特集「熊野古道伊勢路を歩く」 月兎舎刊
NAGI-96
特集 「熊野古道伊勢路を歩く」
伊勢神宮に現世利益を祈った旅人が、田丸で巡礼装束に着替え
極楽往生と来世の幸福を願って目指した熊野古道・伊勢路(東熊野街道)。
かつては?蟻の熊野詣?とも称された峠越えの道は、長らく人々の記憶から
忘れ去られていたが、ある事件をきっかけに一躍脚光を浴びる。
2004年夏、ユネスコ世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されたのだ。
苔むす石畳道、峠から眺める熊野灘、間近に触れる異郷の暮らし…
登録から20年を迎える三重県唯一の世界遺産を、古の巡礼気分で歩いてみませんか。
[内容]
・プロローグ
信不信を選ばず浄不浄を嫌わず、共存共栄する大切さを教えてくれる 三石学
・ルートガイド
内宮から本宮まで伊勢路200kmを完全ガイド
・歩行記
もうひとつの伊勢路・本宮道
・ボランティア
伊勢路を守る人たち
女鬼峠保存会/熊野古道語り部友の会/ルーパーの会/二木島峠・逢神坂峠世話人会
・エピローグ
伊勢路を完歩して
<連載/シリーズ>
NEW WORLD シャンティー
原発のない町で 三浦秀典さん/柴原洋一
OLD MOTORCYCLE LIFE osatto
ギャラリー凪 不在の彫刻/中谷ミチコ
CASA NAGI 森に溶け込む24坪のアトリエ住宅/アトリエMATA
緊急寄稿 長太の大楠が危ない/蔭地敏男
NAGI-FILE 三重県内の旬な情報
建築という冒険 動く家/米田雅樹
ヤギ飼う人びと 岡本光代さん
火のある暮らし 床暖房できるロケットストーブ
ハイクで俳句 錫杖ヶ岳で忘年女子会/久世伸子
先見の人 田中善助
[書名] NAGI 96号
[出版社名]月兎舎
[本体価格]654円
[判型]B5判 104頁
[発行年月日]2024年3月1日
[出版社所在都道府県名]三重県
[JANコード]4910 87609 9649
夢と感動 子どもたちに わたしを語る 創作童話集
著 者 :渥美 多嘉子
体 裁 :四六判、並製本、274ページ
出版年月日:2024年1月16日
定 価 :1,760円(本体1,600円+税10%)
I S B N :978-4-87755-654-9 C0095
発 行 :熊本日日新聞社
制作・発売:熊日出版
内容紹介
♪これからおはなしはじめます/大きなお山があったとさ/火をふくお山があったとさ/むかしのお城があったとさ…♪
70年の歴史をつなぐ熊日童話会で40年にわたって携わり、けん引してきた現会長の渥美多嘉子さん。童話と共に歩んできた、自らの半生を振り返った「わたしを語る 夢と感動 子どもたちに」(熊本日日新聞連載)を書籍化しました。
「勝利の女神」「ルルドのマリアさま」など、渥美さんが書かれた創作童話12編も収録しています。
著者紹介
1937年生まれ、山鹿市菊鹿町出身。看護学校卒業後、看護師として九州一円の巡回診療に従事。46歳で熊日童話会に入会し、現在は会長を務めている。童話会の現在の会員数は約60人。熊本本部と球磨、天草の2支部があり、特に幼稚園・保育園や小学校などの要請で会員が出向く「派遣童話」に力を入れている。
わたしを語る 見果てぬ夢
次代の医療人へのエール
著 者 :安東 由喜雄(長崎国際大学学長)
体 裁 :四六判、上製本、208ページ
出版年月日:2024年1月22日
定 価 :2,200円(本体2,000円+税10%)
I S B N :978-4-87755-655-6 C0095
発 行 :熊本日日新聞社
制作・発売:熊日出版
内容紹介
著者は熊本大学医学部入学後、難病アミロイドーシスに出合い、臨床や研究を重ねるとともに、国際学会の理事長を歴任するなど幅広く活躍。2020年からは長崎国際大学に新しいフィールドを求め現在、学長の任にあたっています。アミロイドーシスの治療とメカニズムの解明に奔走する一人のドクターとして、また一家庭人として、自らの半生を振り返りまとめた熊日連載「わたしを語る 見果てぬ夢」が一冊の本になりました。書籍化にあたり新しいエピソードを加筆しています。
「私の研究がたとえ『見果てぬ夢』に終わっても、自分らしく夢を見続け一歩でも前へ歩んできた心意気、(中略)絶えず地方から世界に研究成果を発信してきた姿が、医学を志す若者の道しるべになり、次世代の研究者を生み、医学の発展につながれば本望である。」と帯にあるように、本作には次代の医療人へのエールが込められています。
長崎新聞に連載されている「安東学長のシネマ時々、医学」も収録。映画に造詣の深い著者がおすすめする珠玉の作品の紹介と、ストーリー展開の解説とともに寄せられる著者の一言が心にしみます。
著者紹介
熊本大学大学院卒業。在学中にラジオのパーソナリティーを務め、映画の鑑賞眼と話芸を磨く。卒業後、同大第一内科入局。スウェーデン・ウメオ大学客員教授、熊本大病院副院長、医学部長など歴任。2019年退職後、長崎国際大学副学長を経て同大学長就任。
写真集 熊本市電 走り続けて百年
市電は今日も変わりなく
文・写真 :武藤 暉彦(むとう てるひこ)
体 裁 :178?×228?、上製本、112ページ
出版年月日:2024年1月23日(発売:1月12日)
定 価 :1,320円(本体1,200円+税10%)
I S B N :978-4-911007-03-7 C0072
制作・発売:熊日出版
内容紹介
1924年に運行を開始した熊本市電はことしで百年。熊本大空襲や六・二六水害、近年では熊本地震など幾多の試練を乗り越え、市民の足として走り続けています。元市職員で県文化懇話会写真部門会員の著者が撮りためた写真を変わりゆく街並みとともに紹介しました。
行政はあなたの命を守れない
人吉から訴える「事前避難」の重要性
全国の市町村長へ問う! あなたは住民の命を守れるか?
著 者 :田中 信孝
制作・発売:熊日出版
体 裁 :四六判、並製本、192ページ
定 価 :1,650円(本体1,500円+税10%)
出版年月日:2023年11月29日
内容紹介
全国で頻発する自然災害。本書では、人吉市長の経験を持つ著者が令和2年熊本豪雨の経験をもとに、行政が見直すべき災害時の対応や、住民の命を守る「自主的事前避難」の重要性について訴える。
著者紹介
昭和22(1947)年、人吉市出身。元和歌山大学防災研究所客員准教授、元熊本大学法学部非常勤講師。平成19(2007)年4月に人吉市長に初当選し、2期務めた。現在は人吉市駒井田町にある株式会社香花堂で代表取締役社長を務めている。
書名:ゲームスタディーズ入門 ―文化のなかのゲーム
出版社名:合同会社ニューゲームズオーダー
著者:フランス・マウラ
翻訳:小林 信重
税抜き定価:3000円
税込み(10%)定価:3300円
分野:ゲーム
版型:A5ソフトカバー
印刷:モノクロ
ページ数:268ぺージ+(表紙4ページ)
発行年月日:2024年3月15日
発売予定日:2024年3月29日
出版社所在都道府県名:東京都
ISBNコード(ISBN13):978-4-908124-73-0 C3076 ¥300E
目次:
目次
凡例
謝辞
1. はじめに:ゲームスタディーズとは何か?
◆ゲームを理解する
◆ゲームスタディーズの(とても)短い歴史
◆まとめと結論
◆参考文献
◆導入課題:個人的なゲーム史
2. ゲーム文化:ゲームにおける意味
◆文化的体系としてのゲーム
◆サブカルチャーとしてのゲーム文化
◆まとめと結論
◆参考文献
◆課題:ゲーム文化の調査
3. 歴史の中の遊びとゲーム
◆ゲーム史を書く
◆ゲームを定義する
◆ゲーム前史
◆文化の中の遊びの研究
◆まとめと結論
◆参考文献
◆課題:非デジタルゲームの改良
4. 1970年代の二重構造とアクションゲーム
◆多層的な意味形成システムとしてのデジタルゲーム
◆「古典」をどう定義するか?
◆デジタルゲームの30年間:現代の情報社会の誕生
◆1970年代のゲーム:語彙の学習
・『ポン』(1972年):楽しいコアのゲームプレイの導入
◆ゲーミング機器の重要性
・ 『スペースインベーダー』(1978年)とシューティングゲームの遊びやすさ
◆まとめと結論
◆参考文献
◆初期のデジタルゲームに関する課題
5. 1980年代のゲームにおけるアドベンチャーとその他のフィクション
◆1980年代のゲームと文化
・『パックマン』(1980年)とポップカルチャーとしてのデジタルゲーム
・『ドンキーコング』(1981年):インタラクティブな物語世界の台頭
◆テキストアドベンチャーとコンピュータロールプレイングゲームの進化
・『ウルティマIV: クエスト・オブ・ジ・アバタール』(1985年)とゲームのテーマ的な深み
◆まとめと結論
◆参考文献
◆ゲーム文化の多様化に関する課題
6. 3次元と1990年代前半
◆1990年代のゲーム論争
◆重要な視聴覚技術?
・『シヴィライゼーション』(1991年):イデオロギー的シミュレーションか、単なる戦略的プレイか?
・『ドゥーム』(1993年):論争、没入、プレイヤーが創り出すMOD文化
◆まとめと結論
◆参考文献
◆3Dとターン制に関する課題
7. 現実とゲーム:新世紀に入るゲーム文化
◆世界としてのゲーム、ゲームとしての世界
◆オンラインゲームの成長
・ 『エバークエスト』(1999年)、『ワールド・オブ・ウォークラフト』(2004年)、その他の仮想世界
◆マルチモーダルゲームとパーベイシブゲーム
◆まとめと結論
◆参考文献
◆複合現実とマルチプレイヤーゲームに関する課題
8. ゲームスタディーズの取り組みの準備
◆問うことを学ぶ
◆方法の道具箱を選ぶこと、作ること
・人文科学の方法
・社会科学の手法
・デザイン研究の方法
・方法としてのゲームプレイ
◆読者のために書く
訳者あとがき
参考文献一覧
索引
奥付
参考文献一覧
内容紹介:
本書は、ゲーム、特にさまざまなデジタル形式のゲームに注目する新しい研究分野、ゲームスタディーズの教科書である。この分野の概要をコンパクトに示し、読者がより緻密で高度な研究を続けるために必要なツールを身につけることができるように作られている。また、入門コースの教材として使えるよう、章の終わりには課題例および関係する方法論についてのメモを用意している。
本書は、ゲームを作るための本、ゲームの構造や機能だけを分析する本、ゲームに関するビジネスや法的側面を調査する研究ではなく、文化としてのゲームを主要な出発点としている。文化という概念は、さまざまな分野の研究者がその形成に貢献し、多くの変化を遂げてきたものであるため、ここで示される見解は必然的に学際的なものとなっている。
本書は概念と歴史の両方からまとめられている。ゲームスタディーズの歴史と主なアプローチを最初に紹介し、その後、ゲーム文化の主な歴史的段階と、関連する重要なゲーム形式について、読者に親しんでもらうよう試みる。本書の議論は具体的なゲームの作例に基づいており、作例はこの分野の多様性をより包括的に理解できるように選ばれている。また、個々の種類のゲームを理解するために使える重要概念についての議論を、本書の歴史的枠組全体の中でそれらの概念が有益になる個所に置いている。この枠組は、ゲームプレイとゲームの表象的側面を区別すること、そしてゲームの様々なダイナミックな側面を議論することに、焦点を合わせたものだ。
(「はじめに」より)
幸福の種蒔き桜
大沼英樹 写真&文
A4変型判/並製本/144P価格/3200円+税(税込3,520円)
プレスアート刊
桜は春を告げ、
種蒔きの時を知らせ、幸福の使者となる。
さくらんぼ農家に生まれた写真家が
「種蒔き桜」の四季を巡り、幸福を感じた東北の営みを記録しました
江竜田の種蒔き桜(福島県鮫川村)/矢造の種まき桜(福島県石川町)/古山王の種蒔桜(福島県矢吹町)/吉野辺種まき桜(福島県小野町)/戸引稲荷の種蒔桜(福島県船引町)/高野の種まき桜(福島県南会津町)/細越の種まき桜(福島県柳津町)/古御田神社の種蒔桜(福島県会津美里町)/東麻生の種蒔桜(福島県会津若松市)/三渡神社の種まき桜(福島県二本松市)/赤岩種まき桜(福島県福島市)/椎木の種蒔ザクラ(福島県相馬市)/八乙女種まきザクラ(山形県白鷹町)/南原熊野神社の種蒔桜(山形県山形市)/オサヤジの種まき桜(山形県山形市)/貫津の種まき桜(山形県天童市)/大泉家の種蒔き桜(宮城県仙台市)/南の沢の種まき桜(宮城県登米市)/鳥屋ヶ崎八幡神社の種まき桜(宮城県加美町)/桑畑の種まき桜(宮城県栗原市)/千厩の種蒔桜(岩手県一関市)/梁川の種蒔桜(岩手県奥州市)/宮の目の畑蒔桜(岩手県遠野市)/吉野の種蒔き桜(秋田県横手市)/おとぎの桜(青森県八戸市)など
大沼英樹/山形県天童市のサクランボ農家の次男として生まれる。山形県立村山農業高等学校・林業科を卒業。その後仙台市の創表現専門学校est・スタイリスト科を卒業。1991年、写真家の宍戸清孝氏との出会いにより写真の道へ。約7年の助手を務め独立。毎年桜のある風景を撮影する。個展多数開催。写真集に『お伽噺桜』(2010年/窓社)、『それでも咲いていた千年桜』(2011年/窓社)、『忘れえぬまた再びの千年桜』(2012年/窓社)、『虹の贈りもの』(2013年/窓社)、『広瀬川?水は巡り人は巡り会う?』(2019年/プランニング・オフィス社)、「未来へつなぐ千年桜」(2021年/玄光社)などがある。仙台市在住。2005年宮城県芸術選奨新人賞受賞。
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いい会社に学ぶモチベーションの高め方 ─ 人を大切にする45社の事例
ラグーナ出版刊
著・坂本光司&人を大切にする経営学会経営人財塾6期生
四六判 276頁
ISBN978-4-910372-40-2
定価1,980円(本体1,800円)
6つの方策が会社を変える。
創業100年を超えて「日本初」の商品を世の中に提供し続ける会社、50年以上黒字決算の会社、12年間離職率ゼロの社会福祉法人……。成功の秘訣は、経営者、社員のモチベーションにあった。
経営者たちで構成される社会人学生が、全国を歩いて集めたモチベーションが高い会社の共通の方策を検証する。
こんな読者におすすめ
◎経営者・幹部社員
人を大切にする会社=モチベーションが高い会社=価値ある仕事の創造=持続可能な組織という構図を理解し、実践につながる具体的な取り組みがわかる。
◎就職を考える学生
「真にいい会社とは何か」を知り、就職先の道しるべとなる。
◎起業を志す方
会社づくりの根幹に触れることで、経営者の仕事がわかる。
■執筆者プロフィール
坂本光司(さかもと・こうじ)
1947年静岡県生まれ。経営学者、「人を大切にする経営学会」会長、「人を大切にする経営大学院事業「経営人財塾」中小企業人本経営(EMBA)プログラム1年コース」プログラム長。常葉学園浜松大学(現・常葉大学)や福井県立大学、静岡文化芸術大学、法政大学大学院で教授を務めた。主な著作に『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズ全8巻、『経営者のノート』(以上、あさ出版)、『もっと 人を大切にする会社』(東京新聞出版)などがある。
人を大切にする経営学会
経営人財塾6期生
2018年度より、「人を大切にする経営学会」にて「人を大切にする経営大学院事業として同プログラムを開塾。2023年度の第6期では、全国各地から参加する中小企業経営者・後継者・幹部社員、士業等専門家が企業を視察し、理論と実務の両面から「中小企業経営のあり方・進め方」を徹底的に学んでいる。
■掲載企業一覧(※都道府県番号順)
?ナプロアース/(社福)実誠会 なるみ園/?ATホールディングス/グリンリーフ?/リハプライム?/スズキ機工?/エス・エー・エス?/(社福)合掌苑/?協和/?障碍社/武州工業?/フットマーク?/?武蔵境自動車教習所/アクロクエストテクノロジー?/?栄和産業/?リンクライン/岩塚製菓?/フジイコーポレーション?/?マルト長谷川工作所/清川メッキ工業?/?ウェルテクノス/向陽信和?/(社福)ステップワン/?スマイルリンク/?たこ満/アイコクアルファ?/?ISOWA/西島?/?アワーズ/三和建設?/?Dreams/?ベル/リボン食品?/佐藤薬品工業?/出雲土建?/(社福)雲南ひまわり福祉会/協栄金属工業?/?さんびる/島根電工?/中村ブレイス?/オタフクホールディングス?/西精工?/?カムラック/生活協同組合コープみやざき/(社福)スマイリング・パーク
「奪還 青森山田PRIDE 優勝グラフ 第102回全国高校サッカー選手権4度目V」
奪還までの激闘を多数の写真、記事で紹介
東奥日報社は、第102回全国高校サッカー選手権で2大会ぶり4度目の頂点に立った青森山田高校の優勝グラフ「奪還 青森山田 PRIDE」を刊行する。
高円宮杯U─18プレミアリーグファイナル制覇と合わせて高校世代「2冠」を達成した青森 山田高校サッカー部。 選手権V奪還に至るイレブンの戦いぶりと選手たちの心情を地元紙ならではの多数の写真と記事、コラム等で振り返る。
【タイトル】「奪還 青森山田PRIDE 優勝グラフ 第102回全国高校サッカー選手権4度目V」
【定価】2,200円(本体2,000円+税)
【ISBN 】 978 4 88561 276 3 C0075
【発行】東奥日報社
【仕様】A4判 オールカラー 48 ページ
【発売日】2月14日
住まなくなっても守りたい
元住民たちの想い
著:浅原 昭生
発行:秋田文化出版
ISBN:9784870226159
判型:四六判
ページ数:280ページ
定価:本体2000円+税
内容紹介:
令和の世が進み、人口減は加速している。限界集落が無住になると、どうなっていくのだろうか。
本書では、全国の廃村をくまなく訪ね、調査する著者が、元住民たちとの出会いがあった18か所の無住集落について、歴史と現況をまとめ、「住まなくなっても守りたいもの」を掘り下げる。
私たちが未来に向けて守っていきたいものは何だろうか。廃村は多くの気づきのきっかけを持っている。
目次:
まえがき アレックス K・T・マーティン
「住まなくなっても守りたい」のあらまし
廃村の定義、本書の特徴
表紙画像、野灯について
●廃村聞き取り 東日本(北海道・東北・関東)
01 歴史の語り継ぎに込めた想い 鴻之舞(北海道紋別市)
02 学校跡整備と花壇に込めた想い 上雄柏(北海道滝上町)
03 集団移転地から通耕を続ける 小摩当(秋田県北秋田市)
04 開拓地の田んぼにまつわる集い 東由利原(秋田県由利本荘市)
05 子供も大人も育んだ冬季分校 小倉(山形県小国町)
06 私家版写真集から伝わった想い 石津鉱山(群馬県嬬恋村)
コラム1 廃村調査26年
合津(秋田県大館市)
湯田(秋田県美郷町)
●廃村聞き取り 中部地方(甲信越・東海・北陸)
07 鳴き砂と毒消し道復活への想い 角海浜(新潟市西蒲区)
08 伝統のまつり継続に込めた想い 沓津(長野県飯山市)
09 水没を免れた学校跡の一本桜 八橋(愛知県設楽町)
10 ふるさとの情報紙に込めた想い 越波(岐阜県本巣市)
11 古民家温泉民宿に込める想い 北原(富山県南砺市)
12 木地師縁の里に離村碑が建つ 割谷(福井県池田町)
コラム2 再生した廃村の今昔
芝平(長野県伊那市)
●廃村聞き取り 西日本(関西・中国・四国・九州・沖縄)
13 ゆるく交流する元住民と訪問者 保月(滋賀県多賀町)
14 平家伝説のまつりを続ける想い 向畑(山口県岩国市)
15 千人住んだ村、二つの想い 石鎚村(愛媛県西条市)
16 現世は歴史があってできている 竹屋敷(高知県北川村)
17 空港となったふるさとへの想い 箕島(長崎県大村市)
18 ふるさと再生プロジェクトの夢 新島(鹿児島市)
コラム3 離島の廃村、二つの記録
鳥打(東京都八丈町)
網取(沖縄県竹富町)
廃村の聞き取りで心掛けていること/成果物を振り返って
謝 辞
参考文献・出典資料
あとがき
著者略歴:
浅原 昭生(あさはら あきお)
職業訓練法人日本技能教育開発センター職員
Team HEYANEKO 代表
昭和37年、大阪府生まれ。埼玉県浦和在住。
近畿大学大学院化学研究科博士前期課程修了。
中学校、高等学校教師を経て、現在に至る。
〈主な著書〉
・『廃村と過疎の風景』HEYANEKO
・『廃村をゆく2』イカロス出版
・『日本廃村百選』秋田文化出版
・『記憶に残る廃村旅』実業之日本社
戦後俳句史 nouveau 1945-2023 ─ 三協会統合論
筑紫磐井 著
ウエップ刊
四六判変型上製 382頁
定価:3,300円(本体3,000円 + 税10%)
第1部において「第二芸術」とその論の捉え直しを行い、戦後俳句の三つの典型、「社会性俳句」「前衛俳句」「心象伝統俳句」の基準とダイナミズムを詳らかに提示。
第2部「戦後俳壇史」では、第1部を踏まえた俳壇の流れを辿り、詠法の検証、新たな提言もおこなった。
著者略歴
筑紫磐井(つくし・ばんせい)
昭和 25 年1月、東京都に生まれる。
俳誌「沖」を経て、「豈」同人。現在、「豈」発行人。藤原書店「兜太 TOTA」編集長。
句集に『野干』(平成元年、東京四季出版)、『婆伽梵』(平成4年、弘栄堂書店)、『花鳥諷詠』(『筑紫磐井集』〈平成 15 年、邑書林〉に収録)、『我が時代:2004-2013――筑紫磐井句集』(平成 26 年、実業公報社)。
評論集に『飯田龍太の彼方へ』(平成6年、深夜叢書社)(第9回俳人協会評論新人賞)、『標語誕生!――大衆を動かす力』(平成 18 年、角川学芸出版)、『21 世紀俳句時評』(平成 25 年、東京四季出版)、『虚子は戦後俳句をどう読んだか』(平成 30 年、深夜叢書社)。
詩論に『定型詩学の原理――詩・歌・俳句はいかに生れたか』(平成 13 年、ふらんす堂)(正岡子規国際俳句賞特別賞、加藤郁乎賞)、『近代定型の論理――標語、そして虚子の時代』(平成 16 年、豈の会)、『詩の起源』(平成 18 年、角川学芸出版)、『女帝たちの万葉集』(平成 22 年、角川学芸出版)、『伝統の探求〈題詠文学論〉』(平成 24 年、ウエップ)(第 27 回俳人協会評論賞)、『戦後俳句の探求〈辞の詩学と詞の詩学〉』(平
成 27 年、ウエップ)他。共編著に『攝津幸彦全句集』(平成9年、沖積舎)、『現代一〇〇名句集』全一〇巻(平成 16 〜 17 年、東京四季出版)、『俳句教養講座』全三巻(平成 21 年、角川学芸出版)、『新撰 21』『超新撰 21』(平成 21・22 年、邑書林)、『相馬遷子――佐久の星』(平成 23 年、邑書林)、『いま、兜太は』(平成 28 年、岩波書店)、『存在者金子兜太』(平成 29 年、藤原書店)、『林翔全句集』(令和5年、コールサック社)他。
現代俳句協会副会長 俳人協会評議員 日本伝統俳句協会会員 日本文藝家協会会員
『「砂の器」と木次線』(ハーベスト出版刊)の紹介記事が出ています。
こちらのページをご参照ください。
なお、本書の当blogでのエントリー記事は下記リンクをご参照ください。
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★美しい色彩のコラージュ絵 × 9か国語の音声付き体感型絵本 ★
うさぎのトッペと一緒に、異なる言語の音の世界へ旅をしよう!
ことばの豊かさや奥深さを鑑賞できる、音声付きの体感型絵本です。
動物たちと草花が、“美しい色彩のコラージュ絵” で描かれた本作。
作中のQ Rコードを読み込むと、“9カ国語のオノマトペ” と合わせて、
自然の美しさを楽しむことができます。
日本語に興味をもつ海外の方や、ことばのリズムに興味をもちはじめたお子さまにもおすすめ!
<詳細>
●書名:トッペのオノマトペ
●著者:いわさじゅんこ
●本体:2400円(+税)
●ISBNコード:?978-4-908827-82-2
●Cコード:8790
●仕様:A4判/上製/カバーなし/オールカラー/32ページ
●発売日:2024年1月25日
●刷部数:2500
●対象:2歳くらい〜大人まで
●コアターゲット:日本語を勉強したい人
●発刊:ポエムピース
<紹介文>
「ぐうーぐうー」「すやすや」「ぽかぽか」
「ぺらぺら」「ぺちゃぺちゃ」「ひそひそ」「こそこそ」
「ぴかぴか」「きらきら」「うきうき」
美しい自然の音があふれる世界を、うさぎのトッペと冒険しながら、
豊かな「オノマトペ」を絵や音で楽しむ絵本。
作中のQ Rコードを読み込むと、9カ国の異なる言語のオノマトペ音声が楽しめます。
海外と日本のオノマトペの違いは、国籍を超えてお楽しみいただけます。
あたたかく柔らかい色彩の 世界観は、
読み終えた雑誌や 様々な広告紙を用いた “コラージュ技法” で作られました。
かわいい動物たちや、草花、空模様、四季まで、美しく描かれています。
小さなお子さまや、日本語に興味のある海外の方、
アート好きの方への贈り物にもおすすめです。
「オノマトペ」×「コラージュ絵」の美しいハーモニーを、ぜひお楽しみください。
<著者について>
世界的アーティスト。日本画からスタートし、紙による2D・3Dの作品を国内外で発表している。
大阪府茨木市生まれ、大阪教育大学美術学科 卒業。
1981〜1985に渡米(Stanford, CA; Ithaca, NY)、帰国後は福岡県福岡市在住。
●これまでの経歴・作品・展示など詳細は、 オフィシャルHPをご覧ください
●ここ数年の海外での企画招待展
台湾国立精華大学美術館企画招聘個展/Thai国立Mahasarakam大学Artgallery企画個展/San Diego Balboa Park Exhibit Hall企画展/その他Berlin、Seoul等
●これまでの出版
画文集「イサカの四季」/ 巌佐純子作品集 等
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『隣人を愛するということ 日系アメリカ人と日本を助けたフレンド派の人々の記録』
著者名・著者紹介:
杉村宰(スギムラツカサ)
一九五〇年、青森県十和田市に生まれる。
弘前大学、カリフォルニアのサンノゼ州立大学を卒業後、東京聖書学院、さらに、再渡米後はカリフォルニア州パサデナ市のフラー神学校で宣教学を学ぶ。
赴任先はロサンゼルス北部の東洋宣教会・北米ホーリネス教団サンファナンド・ヴァレー・ホーリネス教会(現・クロスウェイ教会)、ロサンゼルス南部のオレンジ郡キリスト教会で牧会した後、二〇一五年末に同教団を引退。
一方、二〇〇五年にロサンゼルス南部のアーバインで開拓教会をスタートしていたこともあり、現在もそこで牧会している。
ISBNコード:978-4-9907755-8-2
Cコード:1012
ジャンルコード:13(哲学・宗教)
本体:2,000円
発売予定日:2024年01月30日
発行所名:三月社
判型:四六判並製・本文モノクロ・縦組・右開き
ページ数:192
JPro-URL:https://jpro2.jpo.or.jp/books/detail/books/9784990775582
内容紹介:
太平洋戦争時、日系人および日本を助けたクリスチャン、フレンド派の人物列伝を通じ、今の時代に「隣人を愛すること」を考える本。真珠湾攻撃により米国在住の十二万人の日系人は敵とされ強制収容所に送られた。日系人を助けた人々とは? 分断と憎悪の時代に隣人を愛する意味を問う。
太平洋戦争の前後、日系アメリカ人および日本を助けた勇気あるクエーカー、フレンド派の人々の人物列伝を通じ、分断と争いの時代に「隣人を愛すること」を考える本。真珠湾攻撃以降、敵とされた米国在住の十二万人の日系人は国内の強制収容所へと集められた。家も仕事も財産も、自由も権利も夢も希望も奪われ、失意と絶望にあった日系人を助けたクエーカーたち。キリスト教プロテスタントの彼らの貢献と働き、エピソードと評伝をまとめたカリフォルニア在住の日系人牧師が、「隣人を愛するということ」の意味を説く。
太平洋戦争の前後、日系アメリカ人および日本を助けた勇気あるキリスト教プロテスタント、クエーカーと呼ばれるフレンド派の人物列伝を通じ、今日の分断と争いの時代に「隣人を愛すること」を考える本。真珠湾攻撃以降、敵とされた米国在住の十二万人の日系人は国内の強制収容所へと集められた。家も仕事も財産も、自由も権利も夢も希望も奪われ、失意と絶望にあった日系人を助けた者たちがいた。
戦前・戦中・戦後の彼らの貢献と働き、エピソードと評伝をまとめたカリフォルニア在住の日系人牧師が、「隣人を愛するということ」の意味を説く。
目次:
はじめに
推薦のことば
一章 フレンズの賞賛すべき働き
フレンズのはじまり
ドイツとの比較で知るフレンズの働き
二章 フレンズと日本
日本での教育活動のはじまり─新渡戸稲造と河井道
戦前の日本での救援活動
戦後の日本への復興援助活動
「山羊のおじさん」ハーバート・ニコルソン
ララ救援物資
シュモーの「ハウス・フォー・ヒロシマ」
原爆乙女
三章 フレンズと日系人
日系人への迫害と伝道活動のはじまり
日系人とかかわった要因
戦争勃発による日系人の動向
戦争勃発によるキリスト教諸教会の動向
四章 フレンズの日系人救援活動
〈フレンズ奉仕団リーダー〉クラレンス・ピケット
〈クラレンス・ピケットの義兄〉ギルバート・ボールズ
ターミナル・アイランドでの救援活動
〈公民権唱道者〉ジョージ・ロス
〈日系人の代弁者〉ゴードン・ヒラバヤシ
パンとコーヒーの差し入れ
強制収容された日系人への救援活動
強制収容所の教師たち
ヘレン・イーライ・ブリル
ジョーゼフ・グッドマン
大学入学手続きとスカラシップの付与
ホステル開設、仕事と住居のあっせん
補償請求の援助活動
天皇家の英語教師となったクエーカーたち
エリザベス・ヴァイニング
エスター・ローズ
五章 フレンズのごとく日系人を助けた人々
エメリー・アンドリューズ
浅野七之助
ウィリアム・アキスリング
シャーマン・バーゴイン
パトリック・バーン
ラルフ・ローレンス・カー
シャーロット・デフォレスト
ジュリアス・ゴールドウォーター
J・フラートン・グレセット
エリザベス、キャサリーン・ハンバーガー姉妹
アレン・ハンター
メリー・ジェッシー
スタンレー・ジョーンズ
賀川豊彦
セシル・ランカスター
ヒュー・レイヴリー
ラルフ・ラゾー
マイク・マサオカ
ラルフ・メイベリー
ラルフ・スメルツァー
六章 隣人を愛するということ
静かなヒーローたちへの感謝
フレンズこそ真の友
敵を愛した人たち
本当の敵とは誰のことか
己を知り相手を知る
汝の隣人を愛せ
脚注
あとがき
東奥日報社では 12月25日に「深掘り八戸小唄レコード化 9 周年」を発行する。八戸小唄のレコード化90周年に当たり、八戸小唄誕生までの紆余曲折や全国に広まる様子などを当時の貴重な写真を交え紹介。八戸小唄の正面踊り・流し踊りのコマ撮りや関係年表も収録しており、八戸小唄の歴史と魅力が分かる1冊。
青森県文化財保護協会会長の滝尻善英氏の本紙連載を加筆して再編集した。
◇タイトル:「深掘り八戸小唄 レコード化 90周年」
◇体裁:A5判 オールカラー 90ページ
◇定価:2,640円(本体2,400円+税10%)
◇発売日:12月 25日
◇ISBN978-4-88561-274-9 C0073
◇東奥日報社刊
『人形歌集 羽あるいは骨』
短歌:川野芽生(かわのめぐみ)
人形・写真:中川多理(なかがわたり)
版元:ステュディオ・パラボリカ
装幀:ミルキィ・イソベ
発売日:2024年1月15日
本体価格:2,200円+税
ISBN978-4-902916-50-8 C00972
四六版変型/ 72ページ/2C
川野芽生の歌は
はじめての言葉をもって
中川多理の人形に分け入っていく
骨を葩(はなびら)にして
+ + +
疫病と戦争と
まだまだ多くの心の災禍と
封印されざるものの記憶が残る廃鳥庭園
此処には、
記録から抹殺された廃鳥たちの
骨片遺伝子が残っている。
『Lilith』で第65回現代歌人協会賞を受賞の
川野芽生が人形を詠む
人形作家・中川多理との希代稀なコラボレーション!
・川野芽生 Kawano Megumi
歌人、小説家
2018年、第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020)にて第65回現代歌人協会賞受賞。小説集に短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022)、掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022)、長篇『奇病庭園』(文藝春秋、2023)がある。エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』(左右社)刊行。
・中川多理 Nakagawa Tari
人形作家
埼玉県岩槻市生まれ。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。
DOLL SPACE PYGMALIONにて吉田良氏に師事。札幌市にて人形教室を主宰。作品集に『Costa d'Eva イヴの肋骨―中川多理人形作品集』『夜想#中川多理―物語の中の少女』 『薔薇色の脚 中川多理人形作品集』、山尾悠子との共著『小鳥たち』、 『新編 夢の棲む街』(いずれもステュディオ・パラボリカ刊)など。
https://www.kostnice.net
シソンヌじろうの自分探し
著:シソンヌじろう
ISBN:9784885612756
出版社:東奥日報社
判型:B6
ページ数:180ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2024年02月07日
発売予定日:2024年02月07日
内容紹介:
弘前市出身で人気お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさんによる本紙連載「シソンヌじろうの自分探し」を単行本化。じろうさん初のエッセイ。
現在も続く連載のうち、2020年9月から23年8月までの3年分に、新たに書き下ろし「お笑い僻地からお笑いの道に」を加え、じろう少年の写真も多数掲載。人気芸人にして俳優や脚本家としても活躍する、じろうさんのルーツが詰まった1冊。
予約・初回限定特典としてポストカード「じろうさんの休日in弘前」付き。
著者略歴:
著:シソンヌじろう
じろう 1978年、青森県弘前市出身。本名・大河原次郎。
弘前市の第二大成小、第三中学校を経て弘前高校、関西外国語大学短期大学部卒。2005年、吉本興業の東京NSCに入学。06年、お笑いコンビ「シソンヌ」をNSC同期の長谷川忍と結成。14年「キングオブコント」優勝。コントでは津軽弁のおじさんや熟女などを演じる。俳優や脚本家としても活躍中。
地元愛にあふれ、青森県産ブランド米「青天の霹靂」のプロモーション動画に出演している。
著書に?川嶋佳子?名義で執筆した日記小説『甘いお酒でうがい』(KADOKAWA)、短編小説『サムガールズ−あの子が故郷に帰るとき』 (ヨシモトブックス)がある。
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医療への信頼 Trust in Medical Care
著:河田真智子
2023年11月刊
B5変型判(天地240mm×左右182mm)セミハードカバー205頁
本体4,000円+税
ISBN978-4-86426-051-0 C0036
みずのわ出版刊
*売上の一部が「医療への信頼写真保存基金」に充てられます。
発刊に際して:
3年前、河田の心電図に突然死の波が出た。ICD(植込み型除細動器)を胸に植め込んだ母親の予後は長くはない。重度障害をもつ娘の夏帆を遺して死んでいくのかもしれない。
河田は夏帆出生の瞬間から36年間絶えることなく、夏帆と医療を写真に記録し続けてきた。写真画像に定着された医療従事者たちの素顔から、かれらのプロとしての喜びや葛藤、苦悩とともに、患者、家族が寄せる医療への信頼の強さもまた伝わってくる。
この写文集を、これから医療を志す若い人たちにすすめたい。また、患者、家族の立場にある人たちを励ます一冊になるであろうと確信する。(みずのわ出版代表 柳原一徳)
同書の内容は、下記版元サイトをご参照ください。
https://mizunowa.com/pub/728/
◎その他、版元からのお知らせです。ご参照ください。
医療への信頼写真保存基金、始めました。
https://mizunowa.com/donation/700/
★ブロックメモ(みかん、コイワシ)販売のお知らせ、を追加しました。
1冊単位では送料の都合で販売できませんが、本の注文ついでにお申し込みいただけましたら、同梱にてお送りいたします。
https://mizunowa.com/topic/782/
★みずのわ出版の紹介頁を追加しました。
★次の新刊。年末か年明けです。
「菅田正昭離島論集<共同体論>」5500円
索引が2000項目を超えて難渋しています。
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平安貴族の和歌に込めた思い
〜菅原道真・藤原道長・紫式部・清少納言・白河天皇・源頼政・慈円・土御門通親〜
今井雅晴 著(筑波大学名誉教授)
B6判・並製・192頁
定価:1,980円(税180円)
発行:2023年12月
ISBN:978-4-910494-27-2
自照社刊
『鎌倉時代の和歌に託した心』シリーズの続編。『源氏物語』の紫式部、『枕草子』の清少納言、菅原道真ら平安貴族8人の心の機微に迫る。藤原道長「このよをば」の歌の本当の意味とは?
目次:
1 菅原道真〜政界に進出して失敗した大学者〜
2 藤原道長〜「満月の和歌」の真の政治的意図〜
3 紫式部〜『源氏物語』の作者の思い〜
4 清少納言〜『枕草子』と苦しかった経済生活〜
5 白河天皇〜院政を始め、貴族との融和に尽力〜
6 源頼政〜優れた武将、と今まで錯覚されてきた〜
7 慈円〜和歌を詠むのは私の癖と了解を求める〜
8 土御門通親〜源博陸(関白)と称された大政治家〜
Classic Rods and Reels クラシックロッド&リール
著:吉田哲人
ISBN:9784991317507
。出版社:ワイズ
。判型:A4変
。ページ数:304ページ
。定価:23000円(本体)
。発行年月日:2023年12月15日
。発売予定日:2023年12月25日
内容紹介:
後世に残る重要資料 バンブーロッド全150本から厳選118本の2.5インチ刻みの実測データ掲載。ギラム、ギャリソン、ペイン、サム・カールソン、ヤングを始めとする歴史的名竿、E . ボン・ホフ/パーフェクション360、ピアレス355、J. ボン・ホフ/パーフォレイテッドトラウトなど幻の逸品を網羅。フライフィシングミュージアム準備室より、プライベートコレクションを書籍化。レナードから現代に至る系譜に沿った著名バンブーロッドとフライリールの名機、初期からのグラスロッドの名竿を、美しい撮り下ろし写真で紹介・解説。和英併記。
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薬に頼らず対話によって病気を治す本
著:笠木伸平
ISBN:9784991290206
出版社:モザイク出版
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:2000円(本体)
取次搬入予定日 2023年12月13日
発売日 2023年12月18日頃
内容紹介:
いつまでも治らないのはなぜ? ツライのに医者はわかってくれない・・・
その不調は「心」の問題が原因だった?!
患者との「対話」によって、身体のみでなく「心」も診(み)る内科医が目指す減薬・脱薬漬け医療を本書で体験!
本書は、内科医が治療の一環として実践する、患者の「心」に向き合うカウンセリング=「対話」の一端を読者に体験してもらい、病気・不調の原因が、患者自身の「心」にあることへの気づきを促す内容となっています。
「身体」という物理面のみを扱うだけですまされてきた医療も、それだけでは限界がある以上、患者の「心」の領域に踏み込む必要があります。本書は、内科臨床においても間違いなく心と心の「対話」が重視されるであろう今後を先取りするものといえるでしょう。
本書は一見変わった本です。ジャンルでいうと「実用書」>「健康」「家庭の医学」になりますが、本書は西洋医学出身の内科医の手になりながら、医学的解説は必要最低限にとどめ、心理面に多くページを割いています。データ一辺倒のエビデンスのみではなく、患者の語りに耳を傾けてきた自身の臨床経験や実感もベースとなっています。
「体質だから」「今までいろいろ試したけれど無理だったから」と諦めていたことに再び希望が持てるように本書をお届けします。
この本でいう「対話」とは?
実際の医療現場では、医師が患者に一方通行的に助言や知識を与えようとする「頭」と「頭」のやりとりが普通です。本書では、頭でわかっていても「心」がついていかない患者に共感し、「心」と「心」で一緒に治癒の道を探っていこうとする受容的態度を理念とし、患者の自律を促すものです。
目次:
はじめに 医師はあなたの話を聞いてくれますか?
第1章 どうしていつまでも治らないの?
第2章 ようこそDr.笠木の診察室へ――症状別・病気別原因と回復へのヒント
第3章 答えは患者のなかにある
おわりに そして恒常性(ホメオスターシス)からの脱却へ
巻末 「感情分析表」「感情日記」
著者略歴:
笠木伸平
医学博士・内科医。西洋医学に東洋医学、栄養学、心理学等を組み合わせた医療を提供。2001年、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院免疫内科等に勤務の傍ら神戸大学大学院医学系研究博士課程修了。2011年から3年間、米国国立衛生研究所(NIDCR)に特別研究員として在籍。帰国後は神戸大学医学部付属病院検査部副部長を務め、2018年〜2023年、みなと元町内科クリニック院長(神戸)、2023年より笠木ウェルネスクリニック院長(京都)。大学時代からヨットを始め、東京オリンピック2020では、セーリング部門の競技役員を務める。オリンピック期間中は神奈川県藤沢市に滞在。兵庫県芦屋市出身。
【『砂の器』と木次線】村田英治 著
カバー・本文挿絵:岡本和泉(Produce any Colour TaIZ)
四六判 並製本 322P
定価:1,800+税
ISBN978-4-86456-496-0
ハーベスト出版刊
23年12月中旬 発売開始
日本映画屈指の名作『砂の器』公開から50年。膨大な資料と証言から浮かび上がる、1974(昭和49) 年の島根・木次線沿線ロケの実相。風土・人・時代と作品との関わりから、ローカル鉄道と地域の記憶をつなぐ。
●2024年は映画『砂の器』の製作、公開から50 年
原作者・松本清張をして「原作を超えた」と言わしめた日本映画の名作『砂の器』(1974 年、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍・山田洋次)。作品の鍵となる「亀嵩」を舞台としたパートは、1974 年の夏に木次線沿線で撮影が行われました。伝説の名シーンはいかにして生まれたのか?本書では「亀嵩」パートに焦点を絞り、地域の視点から『砂の器』と木次線の関わりを探りました。
●あの映像はどこで撮影されたのか?シーンごとに徹底分析
映画の前半と後半に2度登場する「亀嵩」。それぞれの映像をシーンごとに細かく分析、現地を歩いて改めて撮影場所を特定するとともに、シナリオや監督らが遺した資料から映像に込めた意図や演出技法に迫ります。ベストな映像を追求するため、作り手たちは亀嵩地区に限らず、広く木次線沿線の各地でロケを行っていたことが明らかに。沿線のロケ地マップも収録しました。
●清張はどうして亀嵩を知ったのか?映画化までの紆余曲折を追う
松本清張が原作を執筆したのは1960 年。なぜ当時は全国的に知られていなかった亀嵩という土地を取り上げることができたのでしょうか?執筆を支えた意外な人たちとは?さらに映画化までの紆余曲折を追う中で、この地域との関わりも見えてきました。
●ロケに協力し、見守った木次線沿線の人々の記憶を掘り起こす
1974年の晩夏に行われた島根ロケには、木次線沿線の人々がさまざまな形で協力しています。ロケに関わった地域の人々を取材し、生きた証言や資料を集めました。これまであまり語られなかった数々のエピソードからロケの実相を浮かび上がらせ、俳優・スタッフと住民との自然体の交流が生んだ一体感、感動を読者へダイレクトに届けます。貴重な写真も多数掲載しています。
●映像に刻まれた70年代の木次線
映画では八川駅と出雲八代駅を「亀嵩駅」に見立てて撮影が行われました。実際の亀嵩駅がスクリーンに登場しなかったのは、撮影当時の木次線と地域が置かれた状況と関係しています。1970年代は100年以上続く木次線の歴史の中でも、とりわけその姿が大きく変わろうとしていた時代でした。木次線は地域にとってどんな存在だったのか、その激動の歩みを紐解きつつ考察します。
著者紹介:
村田英治
1965年、島根県仁多郡横田町(現・奥出雲町)に生まれる。小学生の時、地元の木次線 八川駅で『砂の器』ロケに遭遇。1988年NHK入局。ディレクター、プロデューサーとして、「プロジェクト X」「NHKスペシャル」などドキュメンタリー、情報・教養番組等の制作にあたる。2022年に退職、執筆活動に取り組む。
書名:わくわく野山に虫を追う とちぎの森・自然公園昆虫記
著者:稲泉 三丸 著
判型:四六判
体裁:上製本
頁数:176 頁
定価:1,980 円(本体1,800 円+税)
コード:ISBN978-4-88286-855-2
編集・発行:下野新聞社
内容紹介:
著者は元宇都宮大学農学部の教授で現在84歳。栃木県内の県立自然公園に自ら足を運び少年の頃より虫に魅せられ、虫をとらえ、虫を観察し、虫との出会いをわくわくしながら楽しんでいる。収録する虫の数は468種類、栃木県内全域で見つけた虫についてエッセイ風にまとめられている。オールカラー、写真も著者本人の撮影。
目次:
?.栃木県県民の森
?. 益子県立自然公園
?. 太平山県立自然公園
?. 唐沢山県立自然公園
V. 前日光県立自然公園
?. 足利県立自然公園
?. 宇都宮県立自然公園
?. 那珂川県立自然公園
?. 八溝県立自然公園
?. その他の公園、森等
虫名索引
著者略歴:
稲泉 三丸 (いないずみ・みつまる)
1939年山形県酒田市生まれ。元宇都宮大学教授。専攻は応用昆虫学。現在、宇都宮大学名誉教授。環境省希少野生動植物種保存推進員。専門分野では、主にアブラムシの生活環や多型に関する研究を行い、農学博士の学位を取得。
主な著書:
『栃木県の動物と植物』(下野新聞社、共著)
『日光の動植物』(栃の葉書房、共著)
『栃木の昆虫』(栃の葉書房、共著)
『栃木県大百科事典』(下野新聞社、分担執筆)
『花の百名山登山紀行、次世代に残そう山の花』(郁朋社、稲泉弘子と共著)
『山登りで出会った昆虫たち、栃木の山102山』(随想舎)
『川辺の散歩昆虫記、とちぎの主要20川』(櫂歌書房)など。
【キュ−ちゃんの日記】
室井滋 文 長谷川義史 絵
北日本新聞社刊
A4変形 32頁
ISBN978-4-86175-123-3
定価1,650円(本体1,500 円+税10%)
内容紹介:
先生のふとんにウンコをばらまく?
キューちゃんたち8人のイタズラは、大きな事件に広がって、
計画を書いた日記がみつかりみんなは学校を退学に!
だったら日記なんか書かなきゃ良かった?
女優でエッセイストの室井滋と絵本作家・長谷川義史の人気タッグが描く。
キューちゃんこと、大正・昭和に活躍したコスモポリタン翁久允(おきなきゅういん)の人生すごろく付き。本文はすべての漢字にルビがふってあります。
『ぼくたちはたびのとちゅう,』
ヒーリングアート絵本作家つちやみずき待望の2作目
『きみはきみのペースでいいんだよ』
そのときが来たら、はばたく準備をしよう。
<詳細>
●書名:ぼくたちはたびのとちゅう,
●著者:つちやみずき
●本体:1300(+税)
●ISBNコード:978-4-908827-84-6
●Cコード:8790
●仕様:A5 上製 24P オールカラー
●発売日:11月28日
●刷部数:2200
●対象年齢:4歳〜大人まで
●発刊:ポエムピース
<紹介文>
まよったって、もどったって、とまったっていい。
きみのこころが すすむみちに しんごうや はくせんなんて ないんだよ
人生という旅の途中にいるすべての人が持つ、
悩みや迷い、葛藤に寄り添い、自己肯定と癒しをもたらします。
ゆるいタッチで描かれたかもめ、ペンギン、シマエナガ、ツバメなど
たくさんのかわいい鳥たちが、癒しのメッセージをお届けします。
日々がんばっているあなたに贈るヒーリング絵本です。
<著者について>
山梨県出身の絵本作家・イラストレーター。
小学校から高校まて゛絵画教室ア通い油絵を学ふ゛。
その後、女子美術大学て゛ヒーリンク゛表現領域に所属し、ヒーリンク゛アートを学ふ゛。
『poco a poco ちいさなむしたちのおおきないっほ゜』て゛第8回絵本出版賞奨励賞受賞。
本作『ほ゛く たちはたひ゛のとちゅう ,』て゛第 10 回絵本出版賞奨励賞受賞。
著書に『poco a poco』(みらいパブリッシング)。
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商品名:「みやぎ日帰り温泉2024 」
仕様:A5判 オールカラー160ページ
価格:税込1,320円(本体価格1,200円)
発売日:2023年11月25日(土)
JANコード/4910872211236 01200
雑誌コード/87221-12
プレスアート刊
―概要―
宮城県内の「日帰り温泉」をテーマにした別冊は、S-style臨時増刊の中でも人気の高いシリーズです。県内の日帰り温泉が可能な宿泊施設、入浴施設をエリアごとに紹介。新しくオープンした施設や隣県(山形・福島)の一部エリアもピックアップしています。1年間使えるお得なクーポン券付きで、幅広い世代から支持を集めている1冊です。
絵本出版賞 優秀賞受賞作
ストーリーは読む人の心が決める、字のない絵本。
<詳細>
●書名:Dr.B
●著者:マナブ
●本体:1400(+税)
●ISBNコード:?978-4-908827-83-9
●Cコード:8790
●仕様:A5判 / 並製 / カバー装 / 48ページ / 本文・カバーカラー
●発売日:11月27日
●刷部数:2000
●対象年齢:0歳〜
●コアターゲット:赤ちゃん、高度な読み聞かせにトライしたい人
●発刊:ポエムピース
●類書:『Dalia Good Night』(みらいパブリッシング)
『パンダのどすん ボクのおきにいり』(みらいパブリッシング)
『じのないえほん』(福音館書店)
『アンジュール ある犬の物語』(BL出版)
『やっぱりおおかみ』(福音館書店)
<紹介文>
Dr.Bのもとを訪れたのは、指をケガをしたねずみ。
Dr.Bはネズミといっしょに雨の中を出かけ、
今度は足をケガしたうさぎを治療します。
そこへ、おおかみの群れが現れ、Dr.Bたちは囲まれてしまいます…。
襲われてしまう?
おおかみたちは仲間のケガをDr.Bにみてほしかったのです。
治療が終わり、月明りの中をDr.Bは帰っていくのでした。
一連の流れはイラストのみで描かれています。
白・黒・赤のみを使用したグラフィカルなタッチが魅力的です。
一見怖そうな熊やおおかみたちですが、
ページを進めていくと彼らの優しさが伝わってきます。
親子で想像力を膨らませていっしょにストーリーを考えるもよし、
静かな世界観をそのまま楽しむもよし、
高度な読み聞かせにトライしたい方にもオススメです!
正解はありません!様々な楽しみ方のできる作品です。
<著者について>
映像カメラマン / グラフィックデザイナー / 絵本作家
1965年生まれ。埼玉県出身。
病気をきっかけに、本作の出版化を決める。
続編や文章のある絵本も制作中。
●受賞歴:2018年 第15回えほん大賞 優秀賞
2021年 第8回絵本出版賞 絵本部門 優秀賞(本作)
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『図書室で真珠採り』
松月清郎 著
四六判 280頁
ISBN 978-4-907208-25-7 C1040
定価2,200円(本体2000円)
月兎舎 刊
ミキモト真珠島・真珠博物館館長が独自の嗅覚で見つけた
真珠がテーマのこれまでにないブックガイド!
『アタルヴァ・ヴェーダ』から『列仙伝』『満州誌』『延喜式』『今昔物語』『三重県水産図解』『Pearl Hunter』『海底二万里』「桃色真珠盗難の謎」「マドモワゼル・ペルル」「連」……世界の古典から近代文学まで、真珠好きと本好きに最適な一冊。
内容(目次より)
第一室 天然真珠の頃
真珠の力で疫病退散・涙が真珠に変わるとき…
第二室 天然真珠から養殖真珠へ
信州の宿屋に旅人が残した珠は・真珠養殖の夜明け前…
第三室 養殖真珠の発展期
アコヤガイの食味談義・もうひとりの真珠王…
第四室 真珠貝は世界を照らす
淡水貝ボタンの創始者・天然真珠を「養殖」?…
第五室 天然真珠と模造真珠
同じ真珠は二つとない・耳飾りの少女の真珠…
第六室 真珠のような人たち
名は体を表すとは限らない・輝きに命をかけて…
■著者略歴
1952年、三重県伊勢市生まれ。立命館大学文学部卒業後、(株)御木本真珠島入社。85年、同島に設立された真珠博物館の学芸員として多数の展示企画を運営。2002年より同館館長。著書に『真珠の博物誌』(研成社)がある。
三重の季刊誌 NAGI-95 特集「令和の古民家食堂」 月兎舎刊
NAGI-95
特集 「令和の古民家食堂」
古民家とは、伝統的な工法で建てられた、おおむね築100年を経た木造住宅のこと。
ひと昔前までは価値なきものと見捨てられてきた古民家ですが
趣ある佇まいの魅力に気付いたひとびとが
飲食店へとリノベーションし、地域を活気づけています。
令和の潮流は、自力改装や建築家に委ねたセンスある大胆リフォームなど。
カフェ、日本料理、創作フレンチ…
生まれ変わった空間で、ゆるりと食事のひとときを。
[内容]
1章 町家を食堂に
伊勢河崎、亀山関宿をはじめ、町中の再生例
2章 田舎家を食堂に
なつかしい田の字造りの家をリノベ
インタビュー 古民家再生の心得 小林建一さん/世良和也さん
<連載/シリーズ>
NEW WORLD シャンティー
原発のない町で 大形拓嗣さん/柴原洋一
OLD MOTORCYCLE LIFE osatto
ギャラリー凪 Dollhouse/工藤和代
CASA NAGI 風景をとりこむ十文字壁のスクエアハウス/きりん
神宮という宇宙 神宮暦
NAGI-FILE 三重県内の旬な情報
建築という冒険 10年後の写真館/米田雅樹
ヤギ飼う人びと 山本豊さん
火のある暮らし 薪で沸かすドラム缶風呂
ハイクで俳句 三木崎灯台と海辺の廃村/久世伸子
先見の人 谷川士清
[書名] NAGI 95号
[出版社名]月兎舎
[本体価格]654円
[判型]B5判 104頁
[発行年月日]2023年12月1日
[出版社所在都道府県名]三重県
[JANコード]4910 87609 9533
ぼくはママのヒーロー
・ながた いくよ 文/さどはら ちえこ 絵
・A4変型判・上製本・20ページ
・定価1,980円(本体1,800円)
・ラグーナ出版刊
「ぼくが病気をやっつけてあげたい!」
抗がん剤治療をがんばる家族へのエール。
家でも帽子をかぶって、元気がないママ。病院で注射をしているのに、どうして?
――子育て世代も患う「がん」。抗がん剤治療をがんばるご本人、そして家族を応援したいと、乳腺外科勤務の現役看護師が綴った物語です。薬のはたらきや副作用にもふれつつ、家族の応援の心強さを、あたたかみのある文と絵で描きます。
乳がんによる乳房切除をテーマにした前著『ママのウインク』(三恵社)に続く一冊。
「がん治療のなかでも、一番避けて通りたい治療が抗がん剤治療だと思います。つらい治療ですが、命を守る治療でもあります。後悔しない治療の選択が、私たち医療者の願いです。この『ぼくはママのヒーロー』が、乳がんの方に限らず、抗がん剤治療をしているすべての方の力になれば幸いです」(著者あとがきより)
著者紹介
文/ながた いくよ
1975年鹿児島県西之表市生まれ。1995年鳳凰高校衛生看護専攻科卒業。2003年より現在の乳腺外科に勤務。これまで様々な乳がんの方と接するうちに、乳がんを題材にした絵本の必要性を感じて作成に取り組み、2021年『ママのウインク』(三恵社)を出版。仕事と4人の男の子の育児に奮闘中。
絵/さどはら ちえこ
宮崎県在住。デザイン系の短大を卒業後、約7年印刷会社に勤務し、DTPデザインを担当。出産を機に退職、2018年よりフリーのイラストレーターとして活動を始める。『ママのウインク』(三恵社)でも挿画を担当。温もりを感じられるような優しいイラスト、親しみある可愛らしいイラストが得意。アナログやデジタルで制作。
「親子で学ぶ 島根の歴史知る知る事典」
■著者 宍道正年編著
■体裁 A5判、104ページ、オールカラー、並製本
■価格 定価1,760円(税込)
■発刊日 2023年11月1日
■山陰中央新報社刊
■概 要
山陰中央新報「週刊さんいん学聞」に連載した「風ちゃんとドッキー博士のどきどき考古学」を収録。若手考古学者が小学校高学年でも分かりやすく考古学を学べるようにと手がけた作品で、考古学の基礎や島根県内の遺跡について学べます。後編では、子ども世代と大人世代に通じる「ふるさと学習」に活用できる県内の歴史事象や人物を紹介します。
シリーズ時代を語る「大地を起こし、農興す 涌井徹編」
【定価】880円(本体800+税)
【ISBN】 978-4-87020-435-5
【編集発行】秋田魁新報社
【発売日】11月27日(※納品次第、販くださって結構です)
【仕様】新書判、184ページ
【新聞記事の掲載日】11月27付 予定
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薬に頼らず「対話」によって病気を治す本
著:笠木伸平
ISBN:9784991290206
出版社:モザイク出版
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2024年01月09日
内容紹介
いつまでも治らないのはなぜ? ツライのに医者はわかってくれない・・・
その不調は「心」の問題が原因だった?!
患者との「対話」によって、身体のみでなく「心」も診(み)る内科医が目指す減薬・脱薬漬け医療を本書で体験!
本書は、内科医が治療の一環として実践する、患者の「心」に向き合うカウンセリング=「対話」の一端を読者に体験してもらい、気づきを促す内容となっています。
「身体」という物理面のみを扱うだけですまされてきた医療も、それだけでは限界がある以上、患者の「心」の領域に踏み込む必要があります。本書は、内科臨床においても間違いなく心と心の「対話」が重視されるであろう今後を先取りするものといえるでしょう。
本書は一見変わった本です。ジャンルでいうと「実用書」>「健康」「家庭の医学」になりますが、本書は西洋医学出身の内科医の手になりながら、医学的解説は必要最低限にとどめ、心理面に多くページを割いています。データ一辺倒のエビデンスのみではなく、患者の語りに耳を傾けてきた自身の臨床経験や実感もベースとなっています。
「体質だから」「今までいろいろ試したけれど無理だったから」と諦めていたことに再び希望が持てるように本書をお届けします。
この本でいう「対話」とは?
実際の医療現場では、医師が患者に一方通行的に助言や知識を与えようとする「頭」と「頭」のやりとりが普通です。本書では、頭でわかっていても「心」がついていかない患者に共感し、「心」と「心」で一緒に治癒の道を探っていこうとする受容的態度を理念とし、患者の自律を促すものです。
目次
はじめに 医師はあなたの話を聞いてくれますか?
第1章 どうしていつまでも治らないの?
第2章 ようこそDr.笠木の診察室へ――症状別・病気別原因と回復へのヒント
第3章 答えは患者のなかにある
おわりに そして恒常性(ホメオスターシス)からの脱却へ
巻末 「感情分析表」「感情日記」
著者略歴
著:笠木伸平
医学博士・内科医。西洋医学に東洋医学、栄養学、心理学等を組み合わせた医療を提供。
2001年、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院免疫内科等に勤務の傍ら神戸大学大学院医学系研究博士課程修了。
2011年から3年間、米国国立衛生研究所(NIDCR)に特別研究員として在籍。
帰国後は神戸大学医学部付属病院検査部副部長を務め、2018年〜2023年、みなと元町内科クリニック院長(神戸)、2023年より笠木ウェルネスクリニック院長(京都)。
大学時代からヨットを始め、東京オリンピック2020では、セーリング部門の競技役員を務める。オリンピック期間中は神奈川県藤沢市に滞在。
兵庫県芦屋市出身。
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上記の書籍が下記のメディア等で紹介されています。
10月27日『エアレボリューション』
https://ch.nicovideo.jp/air-revolution
10月29日『産経新聞』書評
https://www.sankei.com/article/20231029-3SAO3H4H5RM4JJGFZRZ7MW6Z7A/
【ロシア・東欧の抵抗精神 抑圧・弾圧の中での言葉と文化】
石川達夫(編)、貝澤哉、奈倉有里、西成彦、前田和泉著
ISBN978-4-86520-065-2 C0022
四六判上製、本文縦組176頁
定価(本体1800円+税)
2023.09
成文社刊
内容紹介:
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。
■タイトル 「浜田藩ものがたり」
■発行 NPO法人 浜田芸術文化のまちづくり推進協会
■編集・販売 山陰中央新報社
■編集協力 浜田市教育委員会
■仕様 A5判、口絵8ページ(カラー)、本文178ページ(モノクロ)、並製本、表紙カバーなし
■定価 1,650円(本体1,500円+消費税)
■発売日 11月15日または20日(予定)
※弊社への入荷は11月初めです。地方小さんへはそれからの発送です
■内容 浜田藩開府400年(2019年)を前に、山陰中央新報で浜田藩の栄枯盛衰をシリーズで連載した「浜田藩ものがたり」「続・浜田藩ものがたり」の計53回分と、新たに「茶の湯の文化と浜田城の椿」を加えて書籍化した。
フライフィッシングを愛する仲間へ
【毛鉤釣手帳 第2号】
好評をいただいた創刊号から1年以上が経過しましたが、いよいよ第2号を世に送り出せることに。
本誌は、コンテンツのクオリティを落とすことのないように不定期刊行というスタイルで制作。第2号も記事作りにたくさんのエネルギーを注ぎ込んだ自信作。
特集1「ちょっと沈める釣り」では、ドライフライ一辺倒から次の一歩を踏み出すためのヒントになる記事を集めた。特集2「フライフィッシングの効能」では、この生涯スポーツが、人生の困難に際してどのような支えになり、また寄り添ってくれたかをインタビュー。他にも楽しめる記事が揃えている。
A4版160ページ
価格:本体2273円+税(税込2500円)
ISBN 978-4-9911383-3-1
黒石商店刊
主なコンテンツ:
特集1「ちょっと沈める釣り」
1センチも沈んでないです ─ 森村 義博
ライズを釣りたい ─ 樋渡 忠一
一渓一色 ─ 小次郎
少し沈めてフェザントテイル・ニンフを使う ─ 大木 孝威
世界一有名な靴下用の毛糸 ─ 大木 孝威
見えないライズ&水面下のアタリを取る ─ 増田 千裕
マルチ釣法釣行記 ─ 黒石 真宏
小渓流の釣り日記 連載第1回─ 大島 康夫
ソフトハックルフライ取扱説明書 ─ 黒石 真宏
ドライフライの誕生以前、フライフィッシングはどんな釣りだったか ─ 錦織 則政
特集2「フライフィッシングの効能」
もうオープンにしていいや ─ 佐古 啓樹
フライフィッシングは宗教です ─ 樋渡 忠一
僕は愛してますよ ─ 遠藤 早都治
毛鉤釣師探訪 毛鉤職人 島崎憲司郎
管釣り道場ドライフライでヤマメ狙い撃ち ─ 松村 武蔵
WARM WATER SWINGING TACTICS ─ 牛嶋 洋介
羆毛脱色の手引き ─ 長谷川 賢一
「転勤族」が鹿児島の海フライに触れて─ 小林 茂樹
西中国山地の山釣り ─ 福本 直行
チープシック釣り道楽?─ 川島 信明
ホール・ニュー・ワールド ─ 山田 美緒
北の釣り語り ─ 小甲 芳信
宮殿でパイクフィッシング ─ トマ・サイトフ
「BIG FLY 大谷翔平 プレイバック 2023 岩手日報特別報道記録集」
本書は出場135試合の戦績をすべて収録し、岩手日報未掲載の写真をふんだんに使いながら本塁打王を獲得した2023シーズンを振り返る完全保存版。
〔定価〕1430円(本体1300 円+税)
〔体裁〕A4判 オールカラー 112ページ
〔発売日〕11月18日
ISBN978-4-87201-845-5
岩手日報社刊
「いい会社」になるために知りたい 名経営者の言葉―葛藤の末にたどりついた 人を大切にする経営の本質
藤井正隆 著/坂本光司 解説
四六判 248頁
ISBN 978-4-910372-26-6 C0034
定価1,980円(本体1,800円)
ラグーナ出版刊
経営と人生を導く32の名言
1500社の企業を研究してわかった
永続する企業をつくる経営者の実像
内容(目次より)
第1章 企業経営の目的・志を確立した言葉
第2章 人として大切なことを考えさせる言葉
第3章 経営者のあるべき姿勢を描く言葉
第4章 企業を永続・成長させる言葉
第5章 企業経営の本質を言い当てた言葉
解説 坂本光司
「いい会社」の経営者たち
?八天堂/?ビューティーサロンモリワキ/?サイボク/太子食品工業?/アジアグループ(?アジアホールディングス)/?アドバンティク・レヒュース/沢根スプリング?/KISHIDAグループ/?ユーグレナ/松川電氣?/?スーパーホテル/柿の実幼稚園/?グッディーホーム/?イムラ/?ラグーナ出版/?琉球補聴器/?ダイワコーポレーション/日本ウエストン?/徳武産業?/鹿児島きもつき農業協同組合/?ふらここ/?能作/福井経編興業?/三和建設?/スズキ機工?/会宝産業?/MIC?/藤井電機?/オタフクホールディングス?/?天彦産業/カレーハウスCoCo壱番屋/?升本フーズ(掲載順)
■著者略歴
藤井 正隆(ふじい・まさたか)
1962年生まれ。法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程単位取得満期退学。2010年、株式会社イマージョンを設立。代表取締役社長。「人を大切にする経営学会」常任理事・事務局長、茨城大学大学院人文社会科学部非常勤講師。企業経営者、組織開発コンサルタント、研究者の立場から「いい会社づくり」に取り組み、企業視察研究1500社以上。著書に、『いい会社のつくり方』(WAVE出版、2016年)、『「いい会社」をつくった名経営者の言葉』(商業界、2018年)など単著共著23冊があり、企業事例から「いい会社」の理論をわかりやすく伝えている。
■解説者略歴
坂本 光司(さかもと・こうじ)
経営学者・法政大学大学院元教授。現在、人を大切にする経営学会会長、徳島大学客員教授、ほか公職多数。専門は中小企業経営論・地域経済論・福祉産業論。徹底した現場派でこれまで訪問調査・アドバイスした企業等は8000社を超える。著作は『日本でいちばん大切にしたい会社1〜8』(あさ出版)、『経営者のノート』(あさ出版)など100冊以上。
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東京かわら版新書?
『お二階へご案内〜 虎の巻 再考! 事実は小説より“悲”なり』 三遊亭兼好・著
B6判変形(天地175mm × 左右110mm)
ISBN 978-4-910085-40-1
定価1000円(本体909円+税)
2023年10月29日発行
小誌人気連載、三遊亭兼好による「お二階へご案内〜」の単行本第2弾が待望の刊行!
明るく楽しい落語を口演し、落語会の出演オファーひっきりなしの三遊亭兼好。
学生の頃からイラストや漫画を書くことに長け、加えて、随所に笑いが散りばめられた高座を彷彿とさせる、明るく軽妙洒脱な文章も定評があります。
月刊演芸専門誌『東京かわら版』で、2012年6月号より極私的エッセイ「お二階へご案内〜」の連載を開始。2018年には連載をまとめた単行本を発刊するも大人気で、まもなく完売。
このたび待望の第二弾を刊行します。
芸歴25年、齢50を超えた著者が、自身の半生や、5人いる弟子の育成法などには、全く触れることなく、是非に及ばぬ存在の妻と自由闊達な娘二人との狭間に生息する男の日常と、身の回りのちょっとした出来事や愛用品日用品などを題材に、滑稽洒脱な文章と落語の場面自筆イラストで構成した一話3ページ読み切りもの。
タイトル例:
「小さな幸せ」「エレベーター」「漏らしてしまう」「正しい爪の切り方」「服がない」
<構成>
?2017年11月号〜2021年12月号(全50回)
?「真打昇進時インタビュー」(東京かわら版2008年9月号掲載)?普段はあまり語らない芸論も
?描き下ろしイラストや、普段着物の兼好が文豪や執事に扮した撮り下ろしショット
著者紹介
■三遊亭 兼好(さんゆうてい・けんこう)
1970年1月11日生まれ、福島県会津若松市出身。92年、二松学舎大学文学部国文学科卒業。紙卸問屋、タウン誌記者、魚河岸で軽子(かるこ…魚を運ぶ人)を経て98年8月、三遊亭好楽に入門し「好作」。98年10月、前座。2002年3月、二ツ目昇進「好二郎」。08年9月、真打昇進「兼好」。04年2月、第1回車力寄席グランドチャンピオン大会落語部門賞受賞。06年、07年、「にっかん飛切落語会」若手落語家表彰努力賞受賞。07年12月、「にっかん飛切落語会」奨励賞受賞。08年、林家彦六賞受賞、10年、国立演芸場花形演芸会銀賞、11年、12年、金賞連続受賞。14年、彩の国落語大賞受賞。
障害者雇用で幸せになる方法 ─もにす認定5社の企業戦略
ラグーナ出版刊
監修 砂長美ん
四六判並製 216頁
ISBN 978-4-910372-34-1 C0034
定価2,200円(本体2,000円+税)
障害の有無にかかわらず「ともにすすむ」未来のために
ダイバーシティ経営をすすめるためのヒントが満載。
「法定雇用率が気になるけど、小規模な我が社では難しい」と、障害者雇用を先送りしていませんか。本書では、いち早く障害者雇用に取り組んできた5社の多様な実例を紹介。さらに、中小企業向けの認定制度である「もにす認定」について、成り立ちや意義、申請方法などを解説します。多様性に富む職場づくりをすすめるためのヒントが満載です。
「もにす認定制度」とは:
「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度」の略称。中小企業における障害者雇用の取り組みを広げようと、2020年4月にスタート。申請して基準に達していれば厚生労働大臣から認定が受けられる。2023年6月末までに全国で307事業主が認定を取得。広報や融資などの面でのメリットもあり、取得事業主が増え続けている。
■目次より
1章 「もにす認定制度」が目指す未来像
制度を立ち上げた厚生労働省担当者(当時)が語る、意義と展望
2章 もにすな仲間たち?認定取得5社の企業戦略?
1人でも100人超でもできる、本気の障害者雇用
3章 「もにす認定制度」がわかる! ガイド
認定を受けたい事業主必読の丁寧な解説
資料 「もにす認定制度」チェックリスト/「もにす認定」事業主一覧
■「はじめに」より
「雇用条件があまり恵まれない障害を持つ人たちにとって、安心して能力を発揮できる職場がどれだけ重要か。障害者が企業の戦力、休まれると困る人になり、長期的に企業に貢献してくれる人材となれば、お客様、雇用主、本人 三方良しの関係が築ける。そんな実践をしている五社のことを伝えたい」──監修者・砂長美ん
■監修者紹介
砂長 美ん(すななが びん)
一般社団法人ありがとうショップ代表理事。ぜんち共済株式会社宣伝顧問、一般社団法人TED工賃向上担当、中小企業家同友会会員、ハートフォーアートプロジェクト広報担当。とっても前向きな発達障害当事者(LD、ディスレクシア・読み書き障害)。
ますむらひろし「銀河鉄道の夜 四次稿編」第4巻
2023年10月23日刊行
【仕様】B5 上製本 あじろ製本 カバー付 帯なし 本文176ページ
ISBN:978-4-904732-87-8 C0079 ¥2000E
定価2,200円(2,000円+税)
風呂猫刊
●1983 年「銀河鉄道の夜」、1985 年「銀河鉄道の夜【初期形】ブルカニロ博士篇」に次ぐ、ますむらひろし三度目の漫画化、全4巻完結。
●綿密な考察の元、新解釈を加え、猫の姿に託して描かれる宮沢賢治世界。
●大判の誌面、美しいカラーイラスト、 総ルビつきでどの年代にもおすすめ。
●最終の第4巻は、ふた通りの読み方ができる仕掛け、12 ページのおまけ漫画付きの豪華版。
●2024年は宮沢賢治「銀河鉄道の夜」執筆開始100年。大きな注目を集める中での堂々完結!
【著者】 漫画家 ますむらひろし
1952年、山形県米沢市生まれ。1972年、初めて描いた漫画「霧にむせぶ夜」を投稿、手塚治虫賞、準入選。デブ猫・ヒデヨシと仲間たちが活躍する「アタゴオルシリーズ」を描き継いでいる。1997年、「アタゴオル玉手箱」で日本漫画家協会大賞受賞。宮沢賢治の童話を忠実に置き換えた作品やエッセイでも知られ、2001年には宮沢賢治学会よりイーハトーブ賞を受賞。
日露文学研究者の対話
安井亮平=ボリス・エゴーロフ往復書簡 1974−2018
長與進、沢田和彦、アンドレイ・ドミートリエフ 編
塚本善也、長井淳、南平かおり、吉原深和子、吉見薫 翻刻・訳
ISBN978-4-86520-064-5 C0098
A5判上製、本文横組400頁、口絵14頁
定価(本体4200円+税)
2023.09
成文社刊
内容紹介:
本書は、ロシア文学研究者・安井亮平氏と、ロシアの文献学者ボリス・エゴーロフ氏の間で、45年間にわたってロシア語で取り交わされた書簡群の翻刻と翻訳である。長年にわたるこの稀有な文通は、ロシア文学とロシア文化に対する両氏の深い愛着と見識、そこから生まれる両氏の間の人間的共感に支えられていた。これらの書簡群は、二つの稀有な知性と魂の触れ合いを示すと同時に、行間を通してうかがわれる激動の時代(ペレストロイカ、ソ連邦の崩壊、ロシア連邦への移行など)の貴重な証言ともなっている。
目次:
アンドレイ・ドミートリエフ「前書き」(沢田和彦訳)
往復書簡
凡 例
1974年?2018年
安井亮平「ボリス・フョードロヴィチ・エゴーロフとの40年にわたる友情」(長與進訳)
長與進、沢田和彦「後書き」
「安井・エゴーロフ往復書簡」棒グラフ(塚本善也)
翻刻・翻訳分担リスト
人名索引
著者紹介:
安井亮平(やすい・りょうへい、1935〜2020)
30年にわたって早稲田大学文学部露文専修の学部と大学院で教鞭を執る。その仕事は、ロシア思想史(スラヴ派)からロシア・ソビエト文学・文化の紹介、日露文化交流史までをカバーする幅広いものだったが、いま新たにこの往復書簡を、氏の「業績」の一つとして紹介する。
ボリス・フョードロヴィチ・エゴーロフ(1926〜2020)
わが国ではまだあまり紹介されていないが、本国では単著に限っても20数冊の著作を上梓している。特にタルトゥの記号論学者ユーリイ・ロートマンとの往復書簡集(2018)は、ロシアの知識人にとって往復書簡がいかに重要な位置を占めているかを示している。本書も、その系列の一端に位置付けることができる。
編者紹介:
長與進(ながよ・すすむ)
1948年名古屋市生まれ。早稲田大学名誉教授。おもな著書に『スロヴァキア語文法』(大学書林、2004年)、『チェコスロヴァキア軍団と日本』(教育評論社、2023年)などがある。
沢田和彦(さわだ・かずひこ)
1953年大阪府生まれ。埼玉大学名誉教授。著書に『白系ロシア人と日本文化』、『日露交流都市物語』、『ブロニスワフ・ピウスツキ伝 〈アイヌ王〉と呼ばれたポーランド人』(以上、成文社)など。
ドミートリエフ、アンドレイ・ペトローヴィチ
ロシア科学アカデミー・ロシア文学研究所の研究員。エゴーロフ氏晩年の助手を務める。近著に『アクサーコフ一家』(2023)。『アポロン・グリゴーリエフ著作集』、『イワン・アクサーコフ著作集』などを編集中。
訳者紹介:
塚本善也(つかもと・ぜんや)
中国文化大学副教授。著書に『連環の諸相―日本統治時代の台湾とロシア人』(国立台湾大学出版センター)、『音楽家江文也と日本』(致良出版社)、論文に「交差する東洋学―関西における一側面」(『政大日本研究』)など。
長井淳(ながい・じゅん)
早稲田大学大学院文学研究科ロシヤ文学専攻博士課程単位取得退学。早稲田大学非常勤講師。専門は20世紀ロシア文学・文化。論文に「『土台穴』への布石としてのマカール作品」(『ロシア文化研究』第20号)など。
南平かおり(なんぺい・かおり)
早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程単位取得退学。早稲田大学・津田塾大学非常勤講師。専門は日露比較児童文学。主な論文に「バジョーフ作『石の花』をめぐって」(『児童文学研究』55号、2023)。
吉原深和子(よしはら・みわこ)
東京外国語大学ロシヤ語学科卒業、早稲田大学大学院ロシア文学専攻博士課程単位取得退学。訳書にペレーヴィン『虫の生活』(群像社)、共訳書にエレーナ・ムーヒナ『レーナの日記』(みすず書房)。専門は20世紀ロシア文学。
吉見薫(よしみ・かおる)
早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士後期課程単位取得退学。東京ロシア語学院講師。専門は20世紀ロシア詩。主な論文に「詩人と予言者―マリーナ・ツヴェターエヴァの『シビュラ』をめぐって」。
〈書名〉
建築学生ワークショップ仁和寺2023
〈発行〉
特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
〈本体価格〉
1,818円
〈税込価格〉
2,000円
〈頁数〉
100
〈発行年月日〉
2023年10月14日
〈出版社所在都道府県名〉
大阪府
〈ISBNコード〉
ISBN978-4-905436-25-6 C0052
〈紹介文〉
京都・仁和寺にて行われた、「建築学生ワークショップ仁和寺2023」のオペレーションブック。全国の大学生を中心とした合宿による地域滞在型建築ワークショップ仁和寺全収録。
【目次】
〈団体について〉
特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ(とくていひえいりかつどうほうじんあーとあんどあーきてくとふぇすた)
【略歴】
創業2009年 6月 4日 法人認定設立2010年 6月 4日
この法人は、芸術及び建築文化の振興に関する事業を行い、それぞれの地域における芸術、デザイン創作活動の支援、及び建築家や美術作家の人材育成を図り、社会における芸術及び建築文化の発展と普及に寄与することを目的とします。
【出版物】
『Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会2010』(2010)
『建築学生ワークショップ奈良2010』(2010)
『Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会2011』(2011)
『建築学生ワークショップ滋賀2011』(2011)
『Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会2012』(2012)
『Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会2013』(2013)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2014』(2014)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2015』(2015)
『建築学生ワークショップ高野山2015』(2015)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2016』(2016)
『建築学生ワークショップ明日香村2016』(2016)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2017』(2017)
『建築学生ワークショップ比叡山2017』(2017)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2018』(2018)
『建築学生ワークショップ伊勢2018』(2018)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2019』(2019)
『建築学生ワークショップ出雲』(2019)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2020』(2020)
『建築学生ワークショップ東大寺2020』(2020)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2021』(2021)
『建築学生ワークショップ明治神宮2021』(2022)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2022』(2022)
『建築学生ワークショップ宮島2022』(2022)
『Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2023』(2023)
書名:書21第79号
発行所:株式会社 匠出版
発行人:澤田 博史
発行日:2023年9月22日
定価:本体2000円+税
体裁:A4変形判 本文112p(内カラー16P)
ISBN 978-4-925212-89-2 C1476 ¥2000E
特集=石に刻まれた図象〜北・西ヨーロッパの線刻画〜
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〈書名〉 地図への旅――ギャラりーと図書室の一隅で――
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 霜田文子
〈本体価格〉 3,000円
〈税込み価格〉 3,300円
〈ページ数〉 390頁
〈発行年月日〉 2020年11月15日
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-38-1
〈紹介文〉
読んで感じるのは、美術評論家や文芸評論家の本とずいぶん肌合いが異なっていることだろう。あたかも岸田劉生や小出楢重らの画家が書いた評論やエッセーを読むかのような、心地よい官能性がある。霜田さんのもつ明晰な頭脳、豊富な読書体験、旺盛な知的好奇心に加えて、美術作家としての柔らかで鋭敏な感受性を感じとれる。文学と美術が見事に共鳴し、美しい旋律を奏でている。
(元日本経済新聞文化部編集委員 浦田憲治)
取り上げられた作家、美術家など
川田喜久治、フランソワ・ビュルラン、古賀春江、ドナルド・キーン、川端康成、ホルへ・ルイス・ボルヘス、フリオ・コルタサル、フアン・ルルフォ、目取真俊、ギュンター・グラス、ロベルト・ボラーニョ、ブルーノ・シュルツ、アゴタ・クリストフ、多和田葉子、岡上淑子、ェマ・マリグ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ、鴻池朋子、小沢剛、アントニ・ガウディ、ゲルハルト・リヒター、カスパー・ダーヴィット・フリードリヒ、ヨゼフ・スデク、ムヒカ・ライネス、Tommaso Protti Ursula Schulz-Dornburg、ギュスターヴ・モロー、アルベルト・ジャコメッティ、レオナルド・ダ・ヴィンチ 他
〈書名〉 言語と境界――自然科学的理解を超えて――
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 柴野毅実
〈本体価格〉 3,000円
〈税込み価格〉 3,300円
〈ページ数〉 265頁
〈発行年月日〉 2017年6月30日
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-33-6
〈紹介文〉
言語をめぐる遡行の旅
分子生物学から言語論までを踏破。生物学者リチャード・ドーキンス、古生物学者スティーヴン・ジェイ・グールド、分子生物学者ジャック・モノー、理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーなど自然科学者の著書を批判的に検証し、ヴァルター・ベンヤミンの言語論に行きつく果敢な思考実験。自然科学の限界と人文科学の可能性について、スリリングな理論展開がなされている。
目次
神は遺伝子によって記述できるか?――リチャード・ドーキンスの二著について――
越えられない?境界線?――物質と精神について――
言語の他者性と?私?
ベンヤミンと唯一者の言語論――「言語一般および人間の言語について」読解――
純粋言語とは何か?――ベンヤミン「翻訳者の使命」を読む――
〈書名〉 葦辺の母子――新潟水俣病短編小説集?
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 新村苑子
〈本体価格〉 2,200円
〈税込み価格〉 2,420円
〈ページ数〉 272頁
〈発行年月日〉 2015年10月4日(第1版)
2018年3月31日(第2版)
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-30-5
〈紹介文〉
新村苑子は2010年から同人誌「北方文学」同人として活動を続けてきました。当初から新潟水俣病をテーマにした作品を書き続けて注目されています。2012年には玄文社から『律子の舟』を刊行。「新潟水俣病短編小説集?」のサブタイトルを持つこの本は、2013年度の第17回日本自費出版文化賞で小説部門の部門賞に輝き、同じく昨年度の第7回新潟出版文化賞では選考委員特別賞(新井満賞)を受賞しました。
今度の『葦辺の母子』も「新潟水俣病短編小説集?」のサブタイトルを持つ作品集で、『律子の舟』の続編であります。『律子の舟』は新潟水俣病について新潟弁で書かれた最初の小説集で、いわば「新潟弁で書かれた『苦海浄土』」として位置づけられますが、『葦辺の母子』はその第二弾ということになります。
表題作「葦辺の母子」は胎児性水俣病の子を持ち、自らも水俣病に苦しむ母子の、周囲からの偏見と差別に苦しむ姿を描いた作品で、いきなり母子の入水の場面を描いて心を打ちます。「川の記憶」に登場する、のぶえ婆さんの「いつになったら、こんげなこどが終わりになっかんだやら。川が濁って魚が腹出しながら、沢山(こったま)流れてきた時の騒ぎが嘘みてに、今はそんげなこどはねがったみてに、川の水は青々と澄んで流れてるがな。娑婆も川みてにならんかのう」とう言葉が感動的です。
『律子の舟』と同様に、新潟水俣病に関わる無理解な差別と偏見に苦しむ患者達を描いた作品も多くありますが、一歩進んでそうしたものを乗り越え、昭和電工と国に対して立ち上がる人々の姿も描いて、新しい境地を感じさせます。小説としての完成度も格段に上がっていると思います。
目次/葦辺の母子/母の秘密/歳月/ふたり/川の記憶/長い留守/手紙
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〈書名〉 律子の舟――新潟水俣病短編小説集?
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 新村苑子
〈本体価格〉 2,000円
〈税込み価格〉 2,200円
〈ページ数〉 229頁
〈発行年月日〉 2012年8月15日(第1版)
2018年3月31日(第2版)
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-21-3
〈紹介文〉
新潟水俣病に関わる初めての小説集である。水俣病は石牟礼道子の『苦海浄土』、ユージン・スミスの『写真集・水俣』、土本典昭の映像作品等多くの芸術表現を生んできたのに対し、新潟水俣病に関してはこれまで、佐藤真監督による1992年の映画『阿賀に生きる』を数えるのみであった。
1969年の『苦海浄土』は石牟礼の代表作となったのに、新潟水俣病についてはこれまで何も書かれてこなかった。なぜか? 石牟礼の紡ぎ出す熊本弁の圧倒的な呪力と詩情とが高い障壁となったのに違いない。また熊本弁の独特のリズムに比べて、新潟弁のくぐもった音韻と不明瞭なリズムが書くことの大きな困難をもたらしたことも間違いない。
しかし、『律子の舟』はどうしても新潟弁で書かれなければならなかった。方言で語る多くの患者達の苦しみや悲しみを代弁しなければならないからだ。新村苑子は新潟弁の襞に深く分け入り、石牟礼と同じ患者達への熱い共感をもって困難な仕事を成し遂げた。
病気への偏見のゆえに彼氏とのつきあいを禁じられ、自殺に追い込まれていく律子を描いた表題作をはじめ、偏見を乗り越えて患者達のために立ち上がるその弟を描く「決意」など、たがいに絡み合った作品群が複雑な小説世界を創り上げている。
とくに胎児性水俣病の患者とその家族を描いた「兄の声」は、水俣病の本質に迫って感動的である。有機水銀の毒を一人で背負い、母親と弟とを救った孫について、祖父はこう呟く。「人の毒を引っ被ってくれるなんてがんは、人間の業ではねえわや。神か仏でもねえ限りならん事(こん)だ。あれはそんげな役目を貰うて来たんかなあ。たあんだ、にこにこと笑(わろ)うてるだけだったが」。美しい新潟弁ではないか。
『苦海浄土』とは違い、すべてフィクションである。だが『律子の舟』は虚構をとおして現実そのものを明らかにする。そこには新潟水俣病を引き起こした企業への憤り、そして病気への差別と偏見に対する怒りがある。同時に、患者自身の差別を恐れての消極的な生き方や、家族間での対立を避けようとする姿勢に対する新村の深い悲しみが滲み出ている。
柴野毅実(「北方文学」同人)
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〈書名〉 シェイクスピアをもう一度
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 大井邦雄
〈本体価格〉 6,000円
〈税込み価格〉 6,600円
〈ページ数〉 341頁
〈発行年月日〉 2016年7月30日
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-31-2
〈紹介文〉
シェイクスピア研究の碩学、故大井邦雄氏が早稲田大学の学生時代に、第一次世界大戦で戦死したイギリスの詩人、ウィルフレッド・オーウェンの作品との運命的な出会いによって、ウィリアム・シェイクスピア研究に導かれていく軌跡を辿る書であり、早稲田大学退職後も続けたシェイクスピア研究の余滴をまとめた書でもある。
オーウェンとの出会いについては「第?部 いまを生きる」に縷々綴られていて、シェイクスピア研究の泰斗、大場建治氏も言うようにこの本の中で最も感動的な部分となっている。オーウェンの戦争詩に「絶妙な音響効果と間然する所なき形象」を見る大井氏にとって、それは単なる反戦詩に止まらない、「ほんものの」詩なのであった。
オーウェンが愛したシェイクスピアの世界に導かれていった大井氏は、早稲田大学教授として、1984年には『シェークスピアをめぐる航海』(早稲田大学出版部)を、1998年には『シェイクスピア・この豊かなる影法師』(同)を上梓しているが、大井氏の本当の仕事は2003年、定年退職で故郷長岡に帰ってからということになる。
それは、学生時代にハーリー・グランヴィル=バーカーという演出家・批評家によるシェイクスピア論と出会ったことに遡る。大井氏は何とかバーカーの翻訳をと試みるが、相応しい文体を見つけることが出来ずに何度も挫折を繰り返す。長岡に帰って試行錯誤の末、ようやく「訳述」という一つの文体を発見し、2011年に『シェイクスピアはどのようにしてシェイクスピアになったか』(玄文社)を発刊する。50年目にしてようやく悲願を達成することが出来たのである。2013年には『『ハムレット』の「ことば、ことば、ことば」とはどんなことばか』(玄文社)を刊行。以上二著は同年、日本翻訳家協会の「日本翻訳文化賞特別賞」を受賞することになる。
翻訳文化賞の二著はかなり専門的な本であって、素人にはその詳細にわたる注を読みこなすことはむずかしいかも知れない。しかし、今度の『シェイクスピアをもう一度』は大井氏の肉声が伝わる内容であって、文学というものの本質について分かりやすく語った著書である。
〈書名〉 『ハムレット』の「ことば、ことば、ことば」とはどんな「ことば」か
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 大井邦雄
〈本体価格〉 7,000円
〈税込み価格〉 7,700円
〈ページ数〉 440頁
〈発行年月日〉 2013年8月23日
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-23-7
〈紹介文〉
日本翻訳家協会が主催する2014年度日本翻訳文化賞特別賞対象作品。演出家・俳優・劇作家のハーリー ?グランヴィル=バーカー不朽の名著『シェイクスピア序説』(1927−1947)の第三シリーズ『「ハムレット」序説』(1937)の一章で、まだ邦訳のない第五章The Verse and the Prose: VOCABULARY AND IMAGERYを初めて日本語にした訳述書である。『ハムレット』の「言葉、言葉、言葉」に徹底的にこだわったこの第五章は、本文は当初の版ではわずかに38頁であるが、そのすみずみにまで詳しい注を施したことで、本書は、グランヴイル=バーカーを日本語で読むとはどういうことかを示す新しいタイプのシェイクスピア研究のひとつのあり方を示している。
これは、先に刊行されたグランヴィル=バーカーのケンブリッジ大学での1930年の講演 Shakespeare’s Progressの訳述書(『シェイクスピアはどのようにして シェイクスピアになったか』 玄文社、2011年)とあわせて、グランヴィル=バーカーの存在意義を再認識するのに欠かせない訳述書になっている。
〈書名〉 シェイクスピアはどのようにしてシェイクスピアになったか
〈出版社名〉 玄文社
〈著者名〉 大井邦雄
〈本体価格〉 5,200円
〈税込み価格〉 5,720円
〈ページ数〉 331頁
〈発行年月日〉 2011年11月15日
〈ISBN〉 ISBN978-4-906645-17-6
〈紹介文〉
日本翻訳家協会が主催する2014年度日本翻訳文化賞特別賞対象作品。1930年、演出家・俳優・劇作家のハーリー・グランヴィル=バーカーがケンプリッジ大学で行った特別講義 Dramatic Method の中の一章 Shakespeare’s Progressのみをとりあげた本邦初訳の訳述書であるが、本文のすみずみにまで目を配った詳しい注を施したことで、本文と注が共振するこれまでにない新しいタイプのシェイクスピア研究の一つのあり方を示している。翻訳文化賞は、同じ訳者による『『ハムレット』の「ことば、ことば、ことば」とはどんな「ことば」か』(玄文舎、2013)と、この訳書の二冊を対象に与えられた。そのままでは理解の難しいグランヴィル=バーカーの本文に、適宜訳者の解説的文章を加え、さらに膨大な註で補填するという、まったく新しい?訳述?のスタイルが高く評価された。シェイクスピア研究の新たな領域を開拓した独自の試みとして、シェイクスピア研究者・愛好者にとって必読の図書である。
<書名>フェルナース神話・後編 冒険者フランメリックの物語
<出版社名>銀河企画
<著者名>文:歴山 亮、イラスト:みらくる☆
<本体価格>1000円
<判型>B6
<ページ数>156p
<発行年月日>2023年9月4日
<ISBNコード>978-4-909793-14-0
<紹介文>フェルナース神話・後編は、前編からの続きになります。敵の魔法使いの正体が分かり、メリックたちは更に奥へと進み、大広間でウルフェイナ王女を追い詰めるのだが・・・遺跡にあった神授の武器は敵の手に渡ってしまうが、そこで明らかになる真相。窮地に立つメリックたちは、未来を切り開くことができるのか?読者の選択で結末は変化します。
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「イワさんとニッポちゃん 3000回SP」
岩手日報社は、このたび、朝刊4コママンガ「イワさんとニッポちゃん」が連載3000回を迎えることから、節目を記念した単行本「3000回SP(スペシャル)」を発行する。
そのだつくし作「イワさん――」は、2015年4月から岩手日報で連載が始まり、主役のネコ2匹を中心に日常をほのぼのと描いた内容で幅広い世代から人気を集めている。2019年に発行した描き下ろし短編集「連載2000回スペシャルコミック」が好評だったことから、3000回の節目を記念として発行するもの。
今回は捨て猫だったニッポちゃんの出生の秘密に迫る描き下ろし長編のほか、過去の「コミックいわて」に掲載された特別短編2作品も収録。
■主な内容
【描き下ろし長編】〔第1話〕
夢と黒ネコ /〔第2話〕 BON ぼん 盆 /〔第3話〕 サクラネコ /〔第4話〕 グーゼン /〔第5話〕 姉妹 /〔第6話〕 おかあさん /〔第7話〕 ロクさん /〔第8話〕 それから
【特別掲載】
出張版イワさんとニッポちゃん「銀河鉄道の宇宙(そら)」 「ドラゴンなアイつ 」
■概要
定価1056円(本体960円+税)
体裁 B6判172ページ予定
発売(希望日)10月23日
ISBN978−87201−54 7―8 C0079
岩手日報社刊