書評情報 『監獄と流刑 イヴァーノフ=ラズームニク回想記』 (松原広志 訳/成文社刊)
成文社から刊行されている『監獄と流刑 イヴァーノフ=ラズームニク回想記』 (松原広志 訳)の書評が、「人生の大半を監獄で過ごした壮絶な記録」と題して、文藝春秋WEBに掲載されています。下記URLにてご覧になれます。
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1966
監獄と流刑
イヴァーノフ=ラズームニク回想記
松原広志訳
ISBN978-4-86520-017-1 C0023
A5判上製 本文縦2段組376頁、口絵4頁
定価(本体5000円+税)
2016.06
帝政ロシアの若き日に逮捕、投獄された著者は、物理学徒からナロードニキ主義の作家・思想家の途へ転じ、その著作で頭角を現す。革命後のロシアでは反革命の嫌疑をかけ続けられ、革命と戦争の激動の時代に三度の投獄・流刑の日々を繰り返した。不条理な、厳しい条件下にありながらソ連における公式的用語の裏を読み、ユーモアすら漂わせて自らの体験を記録として記す著者の強靭な意志を感じさせる歴史的一書。没後70周年記念刊行──
- 2016.08.19 Friday
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- 15:05
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